安倍チルドレン“魔の2回生”問題児たちの醜聞続々……アル中、暴言、なんでもアリ!?
#週刊誌 #元木昌彦 #週刊誌スクープ大賞
いよいよ「魔の2回生」の真打登場である。「怖いもの見たさのご期待に応えて、第二幕をお届けする」(新潮)。
新潮によると、豊田センセイの一家は、父親が東大卒、母親が東京外語大卒で進学塾を経営している。豊田は三姉妹の真ん中だそうだが、姉は医者で妹は弁護士というエリートファミリーだそうだ。
そんな家庭から、どうしてこんな罵詈雑言を吐く人間が出てきたのか、両親の話を聞いてみたいものである。
今回のテープは、同じ元秘書によるものだが、日にちは違う。罵声、怒声が終わると急に赤ちゃんバージョンになったという。
「あるんでちゅかあ! あるならどうして……」
だがこの人には、こういう激しいのが似合う。目的地の場所に行くのに最短経路より50メートル遠回りしただけでこの剣幕。
「違うよと! 違うよと教えてやったんだよね、あたしねぇ!! それを何? 豊田真由子様に向かって、お前のやっていることは違うと言うわけあたしに?」
「さあ、バカでもねえ! 人の言うことを聞くバカはかわいいよ!! バカのくせに人の言うことも聞かないバカはかわいくもなんともないよ!!!」
最後はこの決め台詞が出たに違いない。
「この、ハゲーーーーーっ!」
パチパチパチ! この「豊田真由子劇場」を毎週聞いていたい。
ちなみにYouTubeのデジタル新潮へのアクセスは、現時点で205万回だが、それ以外にも無数の関連動画があるから、ものすごい数になるに違いない。
さっそく、お笑い芸人たちはこれをネタに笑いを取り、ニコニコ動画などにはダブステップ(ダンスミュージック)風にアレンジした曲や、めいっぱいシャウトしたノリのいい曲にアレンジしたものなどが続々載っている。
この中から去年のピコ太郎のように、大ヒット曲が生まれるかもしれない。
少なくとも、今回の都議選で自民党惨敗のダメ押しをしたのは豊田議員だ。小池都知事から花束でも送ったほうがいいと思うのだが、受け取らないだろうな。
今の自民党議員の中で豊田と張り合えるのは稲田防衛相ぐらいのものだろう。彼女は6月27日、東京・板橋区で都議選候補を応援した際に「防衛省、自衛隊としてもお願いしたい」といった。
稲田は、防衛大臣としてのこの発言が自衛隊の政治利用と受け取られかねず、法に抵触するおそれがあるということを知らなかったのだろうか、あきれ果てる。
稲田は27日夜、発言を撤回する考えを示したが、綸言汗のごとし。豊田や稲田のような輩が安倍の周りに蝟集するのは、類は友を呼ぶからである。
この御仁も、自民党惨敗の功労者ではある。これからは安倍政権崩壊の最大の功労者になるのではないか。
さて魔の2回生たちの次は、安倍友の代表である下村博文元文科相。現在は幹事長代行で東京都連の会長であった。その下村に文春砲がさく裂した。
下村と加計学園が親しいのはよく知られているが、もともとは下村の妻だったという。10年以上前から親しく、下村夫人と安倍夫人の昭恵、加計とアメリカや韓国、ミャンマーなどへよく旅行していたそうだ。
文春が内部文書を入手した。それは「2013年博友会(下村の後援会=筆者注)パーティ入金状況」と題され、「9月27日 学校 加計学園 1,000,000」と書かれているという。
翌年も同じ金額が記されているが、重大なのは「この献金は、博友会の政治資金収支報告書には記載されていない」ことだと文春は指摘する。
政治資金規正法では20万円を超えるパーティ券購入を受けた場合、報告書に記載しなければならない。違反すれば、5年以下の禁固または百万円以下の罰金を受ける可能性がある。
この博友会は全国にあり、塾や学校関係者が入っており、組織的、継続的に政治活動をし、盛大なパーティを開いているにもかかわらず、政治団体として登録されていないから政治資金規正法違反の疑いがあると、文春は過去に指摘していた。
この文書は、下村事務所を仕切る金庫番・榮友里子が書いた「日報」だそうだ。そこには加計学園側からのさまざまなお願いが記載されており、下村が加計学園のために相当な便宜を図ってきたことが伺える。下村は文春の報道についてこう話している。
「自民党の下村博文・幹事長代行は29日、下村氏が文部科学相だった2013年と14年、学校法人『加計学園』(岡山市)の秘書室長から、政治資金パーティー券の費用として各100万円、計200万円を受け取ったことを明らかにした。100万円はそれぞれ、11の個人と企業から秘書室長が預かったもので、『加計学園からのものではない』とした」(朝日新聞6月29日)
11に分けてあるから20万を超えないといいたいのだろうが、いかにも苦しいいい訳である。また加計学園秘書室長からだといいながら、学園からではないというのも、この問題で追い詰められている自身や安倍首相と加計との関係を切り離したいのだろうが、こちらも苦しい。
その上で、下村は、文春の報道は「東京都議選の妨害目的と受け止めざるを得ない」と批判し、文書の出先は自民党以外から都議選に立候補した元秘書が関与した可能性を指摘、偽計業務妨害などの疑いで刑事告訴を検討する意向だともいった。
そうだとしたら、下村の苦しいいい訳を打ち砕く二の矢、三の矢が出てくることは間違いない。
文春のいう通り、この内部文書から加計学園が学校ビジネスを展開していく過程で、下村をはじめ様々な政治家たちに働きかけを行っていることが見て取れる。
そして学部新設が国に認められれば、その後は補助金などの形で多額の公費が投入されるのだ。
「加計学園を巡る疑惑は新たなステージに入った」(文春)のである。
下村は、都議選の大敗の責任を取って都連の会長の座を辞した。今度は、自民党幹事長代理、国会議員も辞さなくてはならないかもしれない。身から出た錆だが。
【巻末付録】
ポストから。巻頭は「西田幸樹 なおん 謎の異邦人 ジョン」。このグラビア、出てくる女性たちはなかなかいい女たちである。今回のジョンも、はち切れんばかりの肢体が眩しい。
後半は「AV業界のタブーを破る袋とじ 私たち、パブNG女優です」。亭主や家族に知られたくないという理由があるそうだ。したがって目線入りだから、ちと興奮度は下がる。
続いてゴルフのアン・シネ。もちろん裸ではないが、この女性、やはりゴルフ場が似合う。「田村英里子 半裸カレンダーの衝撃」は懐かしい。
現代は「秋田から来ました 桐谷まつりと申します」。袋とじは「児島美ゆき 封印されたGカップフルヌード」。以前のものと、最近の写真だと思うが、かなりお年を召した児島が載っている。
高倉健が愛した女とでもつければよかったのに。彼女が嫌がったのかな。どちらも気合が不十分で今週は引き分け。
(文=元木昌彦)
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