やっぱり世の女性は“不倫”がお好き!? 上戸彩『昼顔』劇場版が好スタートで、フジがドラマの続編に意欲!
#映画 #ドラマ #上戸彩 #斎藤工
上戸彩と斎藤工のコンビで不倫を描いた劇場版『昼顔』が好スタートを切り、製作に携わるフジテレビはドラマの続編放送に強い意欲を見せているようだ。
連続ドラマ『昼顔~平日午後3時の恋人たち』は2014年7月期にオンエアされ、平均13.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)の高視聴率をマーク。特に終盤の第4話はすべて15%を超え、尻上がりに注目度が増す中、最終回を迎えた。「昼顔」という言葉は、同年の「新語・流行語大賞」の候補50語にノミネートされて流行語となるなど、社会現象にもなった。
あれから約3年の月日を経て、劇場版『昼顔』が6月10日に公開された。上戸、斎藤、伊藤歩の主要キャストはドラマ版からそのまま。監督はドラマで演出を手掛けた西谷弘氏、脚本も井上由美子氏が担当するなど、可能な限り、ドラマの流れをくんだ格好。ドラマの結末から3年後が描かれている。
興行通信社の調べによると、第1週の週末(同10日、11日)で21万人を動員し、2億9,400万円の興行収入を上げた。同日に公開された藤原竜也&伊藤英明W主演『22年目の告白―私が殺人犯です』が動員23万3,500人、興収3億2,100万円を記録したため、「週末観客動員数ランキング」は惜しくも2位にとどまった。
しかし、12日以降の平日の動員がよく、「週間観客動員数ランキング」(同10日~16日)では、『22年目の告白』、大ヒット中のディズニー映画『美女と野獣』などを押しのけて堂々のトップに立った。また、第2週の「週末観客動員数ランキング」(同17日、18日)でも動員13万6,000人、興収1億9,400万円で3位に食い込んだ。
4月29日以降に封切られた主な邦画の中で、第1週の週末興行成績は木村拓哉主演『無限の住人』が14万5,000人(動員、以下同)、1億8,900万円(興収、以下同)。菅田将暉主演『帝一の國』が16万6,000人、2億1,400万円。岡田准一主演『追憶』が18万人、2億2,700万円。野村萬斎主演『花戦さ』が10万7,000人、1億2,600万円。滝沢秀明主演『こどもつかい』が12万人、1億5,000万円といったところで、『昼顔』はそれらの大きく上を行くヒットとなった。
「ドラマの主たる視聴者層は女性、特に主婦層でした。その傾向は劇場版も同様で、観客のほぼ9割が女性。やはり、ほとんどの観客はドラマを見ていた人のようです。主婦層の観客が多いため、平日でも好調な動員ぶりです」(映画ライター)
ここ最近、まるでいいことがないフジにとって、劇場版『昼顔』のヒットは久しぶりの明るい話題だ。こうなれば、ドラマの続編放送プランを本格的に推し進めることになるだろう。ポイントとなるのは、15年4月期の『アイムホーム』(テレビ朝日系)以来、ドラマから離れている上戸をフジが口説き落とせるかどうかだ。
(文=田中七男)
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