ウェブ漫画バブルの韓国から黒船来航! 日本漫画風アレンジで、ヒットの予感?
#マンガ #韓国
一見すると、普通の漫画のようにも思えるが、よく見るとちょっとおかしい。6月初め、そんな漫画が、「BookLive!」や「LINEマンガ」をはじめとする電子コミックサイトに掲載された。タイトルは、『24時のイタズラな彼女』だ。
大企業の競争社会になじめず会社を辞め、彼女からバカにされながらも、コンビニを経営する主人公のマコト。そんなコンビニにバイトで応募してきた破天荒な不良少女・セナが、マコトと彼女との間に割って入り、混乱を巻き起こしていくラブコメ風の漫画だ。テンポも良くて画力も高いのだが、どうにも読んでいて違和感が拭えない。
まず、オールカラーという点が引っかかる。『ドラゴンボール』のような人気作を色塗りするならまだしも、通常、新規連載の作品をカラーで仕上げることなどはない。コストもかかるし、手間もかかるためだ。
そして、漫画の描写もおかしい。女子高生は制服を着ているのに、その靴がローファーではなくてスニーカーだったり、登場人物たちがLINEではなくてカカオトークでやりとりしていたり、主人公の男性が左ハンドルの車に乗っている。どうやら、ここは日本ではなさそうだ。
それもそのはず、この漫画は韓国漫画であり、それを日本風にアレンジしたものだったのだ。版元のTOPCOMICS JAPANに問い合わせてみると、おそらく韓国の方なのだろう、癖のある日本語ながらも丁寧に対応してくれた。
「この作品は、韓国で『コンビニのセッピョル』というタイトルで連載中です。韓国では連載半年ながら、月間300万PV以上、総PV数が2,550万超の大人気作です。韓国と中国ではドラマ化の話も進んでいます。今回、この漫画を日本にも広めたいと考え、日本の漫画形式に編集し直したんです」(担当者)
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