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日刊サイゾー トップ > エンタメ > ドラマ  > 『母になる』最終回に唖然のワケ

沢尻エリカ『母になる』最終回の茶番に唖然!“出オチ脚本”に「期待した私がバカだった」の声

実は怖い『母になる』

 アムロちゃんの“いい感じの歌”という力技で、大団円のような雰囲気でまとめた『母になる』ですが、実は麻子を不幸のどん底に放り落とした残酷な脚本でした。これまでも平和ちっくな演出で人の不幸を描いてきた制作サイドですが、最終回ではサイコ的な恐怖を覚えました。後味は悪いです。

 で、このドラマは何を描いていたのか? という話になってくると思うのですが、おそらく「さあ、いろんな母親を出しましたよ~。視聴者の皆さん、それぞれに思うところがあったでしょ~」という放り投げドラマなんだと思います。問題はあるけど、答えはないという。

 なので、多くの視聴者が期待していたような展開は、特に後半ではほとんど見られませんでした。お笑いでいうところの“出オチ”的な感じ。そして、麻子の事件の詳細は明かされず、結衣を追い回していたジャーナリストも姿を消し、何かとてつもないことが起きそうな雰囲気だけビンビンに出したまま、視聴者はテレビの前に放置されました。

 ですので、最終回を見た多くの人が「期待した私がバカだった」か、「結局、何が言いたいわけ? ぷんぷん」という感想だったと思います。

 そんな中、ただ一つだけ、最終回ではっきりと提示されたことが。それは、広の同級生が言い放った「きれいだなあ、お前の母ちゃん」というセリフ。そう、もし沢尻が母親だったら、同級生からうらやましがられるんです。沢尻はきれい。はい、そんな『母になる』でした。
(文=どらまっ子TAMOちゃん)

最終更新:2017/06/15 23:00
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