「私、底辺のカリスマになりたいんです」【絵恋ちゃん】真面目すぎる“永遠の14歳”がファンに牛乳をぶっかけるワケ
#声優 #小明 #声優 on FINDER! #宍戸留美
絵恋 えっと、最初は地下アイドルの受付の手伝いをしていたんです。同じ学校に地下アイドルの子がいたので。
――そのアイドルって、絵恋ちゃんがストーカーしていた人ですか?
絵恋 そうですけど、なんで知ってるんですか……。同じ学校に地下アイドルがいるって知って気になって、色々調べてるうちにファンになって。徐々に近づくことに成功して、ついにその子に「主催ライブがあるんだけど、出ない?」って誘われたんです。でも、いきなりライブに出る勇気はなかったんで、「手伝えることがあったらやります」って、受付スタッフを。そしたら、オタクの人にけっこうチヤホヤされたんですよね。絶世の美少女でもないのに優しくされて、「写真撮っていいですか?」とか言われて、「あ、こんな普通の女の子でも、オタクの人は優しいんだ!」と思って、調子にのって私も地下アイドルに。
――ストーカーがバレないように近づいて、うまいことアイドルの内側に入り込むという、まさにプロの手口……!
絵恋 はい、最終的にその子と同じユニットに入ることまで成功してます(キリッ)。
――怖いよ! そんな学生時代を経て、今も無事アイドル活動を続けていらっしゃいますが、バイトもずっと続けられてたんですよね。一人暮らしだったんですか?
絵恋 ずっと実家です。
――じゃあ、バイトしなくてもやっていけるんじゃ?
絵恋 そうですね。でも、バイトしてた方がライブが楽しいんですよ。
――絵恋ちゃんの曲の「レジ打ちでスカ」とかにレジ打ち経験が活きてるんでしょうか。
絵恋 あれは作曲家の人が歌詞を書いたんですけど、コールの部分は私がレジ打ち経験を活かして作りました。
――レジ打ち以外ではどんなバイトを?
絵恋 百貨店のケーキ屋さんでバイトしてたんですけど、もう、ケーキを全然キレイに入れられなくて、ぐちゃぐちゃになっちゃうんですよ。でも失敗すると持って帰れるからおいしかったな~!それで3日でクビになって。
――(爆笑)!
絵恋 百貨店の服屋さんもバイトしたことあるんですけど、それも全然ダメでした。お客さんに何聞かれてもわかんなくて。だって「私に似合う服あるかしら?」とか聞かれるんですよ? 「ねぇよ」とか思っちゃって……。「ちょっとわかんないです」って言ってたら店長に怒られて、1週間でクビになりました。
――ギャハハ! 死ぬほど向いてない! っていうか、百貨店に挑むあたり、一応ちゃんとしたいという願望があるんでしょうか。絵恋ちゃんの「就職しないとナイト」って曲は殺傷能力が高かったですね。私も同窓会があったことを間接的に聞くタイプなので……。
絵恋 そうですよね……。私も卒業した学校から会報が届いたときに、「毎年同窓会を行っていて、今でも仲が良い何年何組!」って私がいたクラスの写真が載ってて、「あっ毎年やってんだ!?」って初めて知りました。先生もいるのに一度も呼ばれてない。
――わぁ、公式から排除はすごいです。学生生活も社会生活も、馴染めないどころかまず参加が難しいですよね。バイトもほとんどしたことない私からすると、クビになりながら働き続ける絵恋ちゃんは偉いですよ。尊敬してます。
絵恋 ライブだけだと曲があんまり作れなくなってきて、歌詞も浮かばないんですよ。
――絵恋ちゃんはネガティブなものでネジまいて動いてる感じしますもんね。疎外される場所に行った方が良い歌詞が書けそうです。
絵恋 そうなんですよね。やっぱレジ打ちたいなって。
――いっそレジ打ちで就職するっていうのは?
絵恋 無理です(きっぱり)。就職できる気がしないです。
――でも「就職しないとナイト」よろしく、大人だから就職しないと気まずいときって多いですよね。「結婚しないとナイト」って曲もありますけど、絵恋ちゃんは結婚願望はあるんですか?
絵恋 ないですねぇ。
――ですよねぇ。じゃないとあの歌を正気で歌えないです。数年前の私だったら、歌いながら泣いています。
絵恋 でも、小明さん結婚式やってましたよね、一人で。
――えっ、やりました。イベントでソロウェディングやりました。
絵恋 私もオタクと結婚式をやろうと思って、そういうのやったことある人いるのかな、って調べたら小明さんが出てきたんですよ。「もうやってる人いるのか!」って。あと、ファンに髪を切らせる断髪式もやろうと思ったんですけど、検索したらそれも小明さんが先にやってて……。
――すみません、ちょっと先に生まれているから……。断髪式も良かったけど、ソロウェディングは最高に楽しくて感動して泣きましたよ。私はソロでしたけど、絵恋ちゃんはオタクと結婚するんですか?
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
イチオシ記事