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前代未聞! 民進党代議士が記者に「民進党のゴシップを書いてくれ」離党のキッカケを求めて……

前代未聞! 民進党代議士が記者に「民進党のゴシップを書いてくれ」離党のキッカケを求めて……の画像1

 東京都議選(6月23日告示、7月2日投開票)を前に、民進党から離党者が相次ぎ、都議選出馬予定者では6月6日に離脱表明した柿沢ゆきえ氏で16人目となった。そんな中、都議選に無関係な国会議員にまで離脱を視野に入れている者がいて、その「キッカケ」を記者に相談しているという話だ。

「いやあビックリだね。長年この仕事をやっているけど、議員が自分の党のゴシップを書いてくれって言ってきたのは、これが初めて。後援者や支持者の手前、党のスキャンダルがあれば離党の理由になるからだってさ」と明かすのは、週刊誌の政治担当記者。

 先日、この記者のもとに、長く付き合いのある民進党の国会議員が「近い将来、離党するかもしれない」ことを打ち明け、その理由をつくってほしいと頼まれたというのだ。

「党にとってマイナスになる記事を書いてほしいということで、いくつかその材料となる内部情報の資料も持ってきたんで驚いた。その内容は離脱の理由になるかどうか、ちょっと微妙な感じだったけど、議員は民進党が泥舟になっているのを実感している」(前出記者)

 一部では、都議選での惨敗予測が立てられる民進党だが、支持の広がらない状況に、離れていくのは都議選候補ばかりではないようだ。先日は最大の支持団体である日本労働組合総連合会(連合)のトップが10月で退任する見通しとなり、ある幹部は都議選について「民進党は別組織」と発言するなどあからさまに距離を置くようになった。

 民進党都連の松原仁会長が蓮舫代表に厳しい姿勢でいることから、都議選の結果によっては蓮舫代表の責任論が出るのは必至で、党の内部では有力者である前原誠司氏、玉木雄一郎氏、馬淵澄夫氏らが、それぞれ水面下で蓮舫辞任後を見据えた動きを探っているという話もある。

「もともと蓮舫の不人気は、昨年9月に代表になって幹事長に野田佳彦(元首相)を選んだことにあったからね。野田さんは民主党政権陥落のA級戦犯と言われている人物なのに、そんな人を要職に就かせてしまったんだから。蓮舫辞任後のイニシアチブを誰が握るかのレースがもう始まっているけど、そのトップ交代後はさらに堕ちてしまうんじゃないかと見ている人は離脱も視野に入れているわけ」(前出記者)

 確かに細野豪志氏が代表代行を辞任するなど、党執行部の求心力は低下するばかり。

「そうなると前原さんの再登板ぐらいしか先が見えてこないんだけど、それで息を吹き返すと考える人ばかりじゃないからね。ただ、いま逃げ出すと露骨な裏切り者みたいなレッテルを貼られてしまうから、何か理由になるゴシップを書いてほしいんだろう」と記者。

 実際に内部リークから出されたゴシップを記者が記事にするかどうかはさておき、所属議員が「党にとってマイナスになる記事を書いてくれ」なんて言いだすのは政党としては末期症状ともいえる。いくつかもらった「内部情報の資料」とやらの中には、党幹部の私生活に関するゴシップも含まれていたというが……。
(文=和田修二)

最終更新:2017/06/13 22:30
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