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週刊誌スクープ大賞

信用失墜の『食べログ』カリスマレビュアー「うどんが主食」氏“接待疑惑”と差別発言

 ポストは性懲りもなく小沢一郎のインタビューをやっている。今や小沢が率いる党には6人しかいない。少ないからどうというのではない。共産党を野党共闘に引きずり込んだり、存在感はまだある。

 だがこのインタビューでもわかるように、往年の鋭さはもはやない。とげの抜けた小沢なんて、クリープのないコーヒー以下である。

 一カ所だけ紹介しておく。フランスの大統領選で、極右政党のル・ペンを阻止するために社会党から右派勢力までが手を組んだ。

「日本では野党結集と言うとメディアがすぐに『野合』と批判するけれども、今、日本はまさに安倍内閣という極右政権ができているんだから、これを倒すためにフランスのように全員で対抗するのは何も悪くない。僕は野党に常々『堂々とやれ』と言っている」

 国民の不満が爆発することはない。自民党内も、与党である旨みを知っているからビックバンは起きない。では安倍一強はこのまま続いていくのか?

 いまだに小沢にそんなことを期待してしまう方が悪いのであろう。彼は昔の彼ならずだ。

 現代が都議選挙で小池都知事率いる都民ファーストの会(嫌なネーミングだ)が、圧勝すると、どうでもいいことを特集している。

 現代は、東京工業大学リベラルアーツ研究教育院の鈴木眞志研究員の協力で議席数を予測したという。

 結果は、都民ファーストの会が5から46。自民党が57から37。公明党が22から21。共産党が17から15。民進党は18からわずか4だという。

 私も都民ファはかなりいくとは思う。安倍政権批判票がそちらへ流れるというのもわかる。だが、今回、都民ファが多数を占めたとしても、それで小池百合子がなぜ、「小池総理」になるのか。

 都議選が次の総選挙での反安倍票の掘り起こしにはなるだろうが、それと小池総理など結びつくはずがない。

 あくまでも都民ファの勝利は安倍自民に対する都民の怒りが集結したものであり、小池への信認では断じてない。

 小池都知事は、都議選までに豊洲移転かどうかを判断し、それを都議選の争点などにしてはならない。小池が語るべきは、住みにくい東京をどうしたら住みやすい街にできるのか、その政策を都民に公開し、それの是非を問うべきであること、言うまでもない。

 人気俳優の橋爪功(75)の長男で俳優の遼(30)が覚せい剤所持容疑で逮捕されてしまった。

 皮肉なことに父親主演の映画『家族はつらいよ2』が封切られたばかりであった。父親は活動を自粛すると発表したが、そこまでやる必要はないという声が上がっている。私もそう思う。

 新潮は、遼が6年前に、都内にある男性同性愛者たちが出会いを求める「有料ハッテン場」にいたところを、警察に踏み込まれたことがあったと報じている。

 そういえば今回の逮捕の時、中年の男性と一緒だったとニュースで聞いて、おやと思ったものだった。

 功が45歳の時に生まれた子どもだ。私にも40歳の時の息子がいるからわかるが、親にとっては孫のように可愛かったことだろう。その息子が30年後に「家族はつらいよ」と父親を嘆かせることになるとは。子育ては難しい。

 食べログというのがある。私も時々利用するが、場所や営業時間の確認するためで星の数など気にはしない。

 だが、文春によれば、星の影響力は絶大で、「激戦区では星が三・五以上か未満かで月間売り上げが数千万円違う場合がある」(都内飲食店経営者)という。

 その食べログでカリスマレビュアーといわれる「うどんが主食」というのがいるそうだ。四国出身の50代男性で、小さなビルメンテナンスの会社の社長だ。

 これまで2,000件近いレビューを食べログに投稿してきたという。だが、彼が高評価したステーキ店『ウェスタ』のオーナーや、『うしごろ』という焼き肉店の社長、EXILEが経営する焼き鳥屋『鳥佳』と親しく付き合い、接待を受けていると文春が報じている。

 それだけではない。気に入らない店は罵倒したり、中韓や東南アジアをさげすんだ差別発言を書き込むことも多いというのだ。

 もちろん食べログにも「口コミガイドライン」があり、もし無料接待を受けて飲食した場合は「通常利用外口コミ」にチェックをして投稿しなければならないという。

 だがこの御仁、そんなことはしていない。食べログにはこの頃、評価の仕方や加盟しないと評価を落とすといったなど、いろいろな疑問が報じられている。

 このままでは所詮ネットだからとユーザーからそっぽを向かれてしまうと思う。最近、店を探すと食べログが上位に上がってこないことが多くなっている気がする。信用回復策を講じなければ、これまでのようなおいしいことはできなくなる。

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