『SRサイタマノラッパー~マイクの細道~』第9話 ヘイヨー! ダメ兄に捧げる妹ラッパーのライム
#テレビ東京 #どらまっ子 #長野辰次 #SRサイタマノラッパー
夜が明け、いよいよライブ当日。監禁されたままのMIGHTYはどうやって生還するのか。悪の孔雀「極悪鳥」は実にあっけなく、そのこずるい悪の歴史を終えることになる。警察のガサ入れが迫り、大河や海原はMIGHTYを残したままアジトから慌ただしく逃げ出していく。羽根の折れた「極悪鳥」の末路は無惨だった。近くにあったヤスリを使って、ようやく鎖を断ち切ったMIGHTYは、「極悪鳥」との因縁も断ち切ることに成功した。血だらけの顔のまま、MIGHTYは街へ飛び出し、走行中の車の前に立ち塞がる。
中年のオッサン(川瀬陽太)の運転する車の助手席に乗っていた「あーちゃん」と呼ばれる女が、MIGHTYが口にした「SHO-GUNG」「クラブチッタでライブ」という言葉に反応する。助手席の女は『SRサイタマノラッパー2 女子ラッパー☆傷だらけのライム』(10)に登場したコンニャク屋の娘・アユム(山田真歩)だった。「ミッツ、SHO-GUNGだって」というアユムの声に、後部シートで眠っていたミッツ(安藤サクラ)も目を覚ます。アユムとミッツが中心となって結成された群馬の女子ラッパー「B-hack」もまた、伝説のDJ・タケダ先輩にトラックを提供されたという縁がある。赤羽にひとり残されていたMIGHTYにも、女神たちがほほえんだ。これでトーコが「SHO-GUNG」のライブに参加すれば、女神たちのロイヤルストレートフラッシュの完成だ。
第9話にて、テレビシリーズ『マイクの細道』と劇場公開作『SRサイタマノラッパー』北関東三部作がひとつの輪に繋がった。『マイクの細道』のオープニング曲に登場するキャラクターもすべて回収。残すは、もうクラブチッタでのライブステージのみ。残り2週、グンググ~ンと盛り上がりたいッ。
(文=長野辰次)
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