「東京おもちゃショー」雑感:VR関連は尻すぼみ? 大人が足を止めたのはやっぱり『ラピュタ』!?
日本中からオモチャが一堂に集まり子どもから大人まで楽しめる「東京おもちゃショー2017」が6月1日から4日までの4日間東京ビッグサイトで開催!
今年も商談見本市といわれるBUYER’S DAYS(1日と2日)と、一般公開のPUBLIC DAYS(3日と4日)が行われたが、PUBLIC DAYSの3日に、「東京おもちゃショー2017」を訪れ、大勢の家族連れたちに交じって楽しんできたので、ざっくりと感想をまとめてみたい。
まず全体をざっと歩いてみたところで感じたのは、去年までは会場内を歩けば、あちこちで見かけたドローンやVR関連のグッズが、やや少なかったこと。会場の大通りを歩いてみても、それらを大々的に展開しているようなブースをあまり見られなかった。
とくにVRは、昨年はニュースなどで“VR元年”とよく取り上げられていたものだが、今年は会場中央にあった「日本おもちゃ大賞2017」の受賞商品の紹介コーナーにも、VR関連の商品は入っておらず、オーソドックスなキャラクター商品が多かった。
言うほどユーザーの間では盛り上がらなかったのだろうか……。VRのヘッドセットの売上げが伸び悩んでいるという記事もネット上では散見される。かつて任天堂が発売していた「バーチャルボーイ」と同じ道筋を辿ってしまわないか、気になるところではある。
一方のドローンは、「ニッコー」(NIKKO KYOSHO EGG)のブースがすごく頑張っていた。ドローンの操作性や搭載カメラの精度は高まっていく一方で、臨場感ある空撮映像が撮れることには驚いたし、面白い。ドローンはおもちゃとしても、グッズとしてもまだまだポテンシャルを秘めているなと思う。今後のさらなる新商品も楽しみだ。
そのVRやドローンに代わり目立っていたのが、すでに存在する商品にスマホなどを連動させる、という方向にシフトした商品。たとえば「バンダイ」ブースで見かけた「360度恐怖体感 脱出!おばけ屋敷ゲーム」はボードゲームにスマホを連動させたもの。
ボードゲーム内のイベントとして、スマホでおばけ探索するアドベンチャーパートがあり、恐怖体験までできてしまう(状況に応じた、怖い映像などが用意されている)という、大人でも楽しめそうな凝った作り。しかもお値段も3,980円(税抜き)と意外とお手頃だ。
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