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【おたぽる】

愛知以外にも「ジブリパーク」誕生の可能性はあった!? 狭山丘陵の「トトロの森」、幻となった福岡の「トトロの街」とは

愛知以外にも「ジブリパーク」誕生の可能性はあった!? 狭山丘陵の「トトロの森」、幻となった福岡の「トトロの街」とはの画像2画像:「照葉.net」公式サイトより

 今や幻となった福岡県の事例は、福岡市の博多湾に浮かぶ人工島・福岡アイランドシティの「照葉のまちづくり」に、宮崎駿監督が参画するというもの。02年に刊行された養老孟司との対談集「虫眼とアニ眼」(新潮文庫)に掲載されたイラスト「もう大きな家は財産はいらないからのびやかにくらしたい人のための町」などが資料として提供されていた。

 発表になったのは03年。「宮崎駿ワールド」「トトロの街」との見出しがメディアを飾ったが、直後に宮崎駿監督の提供した資料は参考に留まるなど、実際に参画するわけではないことが発覚。開発準備を進めていた福岡市との食い違いから、最終的に代理人を務めた宮崎駿監督の弟・宮崎至朗が陳謝する事態となった。

 その後、福岡市の「照葉のまちづくり」は、ジブリと関係なく開発が進み、現在では閑静な住宅街となっている。なお、愛・地球博記念公園における「ジブリパーク」は、宮崎駿監督ではなく、プロデューサーの鈴木敏夫が中心になっているようだ。相互に誤解が生じないよう、慎重に計画が進められていくことを願いたい。
(取材・文/真狩祐志)

■トトロのふるさと基金
http://www.totoro.or.jp/

■照葉.net
http://teriha.net/

最終更新:2017/06/08 07:15
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