沢尻エリカ『母になる』が早くも“ネタ切れ”!? 強引すぎる毒親展開に視聴者興ざめか
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主演の沢尻エリカが連ドラ初の母親役に挑戦中の『母になる』(日本テレビ系)。先月31日放送の第8話の平均視聴率は、前回から1.3ポイント増の9.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)でした。
前回、不意打ちで大塚寧々の投入がありましたが、一体、どんな母親を演じるのでしょうか?
2年前に自身が起こした事件を広(関西ジャニーズJr.・道枝駿佑)に知られたくない麻子(小池栄子)ですが、記事にしようと目論むジャーナリスト・沢登が周囲をウロウロ。危機感を募らせる麻子は、結衣に「もし記事が出ても、広にでたらめだと嘘をついて」と頼みます。
ちなみに、この悪徳ジャーナリストを演じているのは、俳優の森田甘路。そうです。西内まりや主演の月9『突然ですが、明日結婚します』(フジテレビ系)で、中村アンがキスしていたあの人です!……って、誰も見てないか。それより、同作の沢登もそうですが、ドラマに出てくる記者って、大概、すごく性格悪そうな表情をしてますよね。片方の口角を上げて、「クックック」って感じの。筆者の周りにはこういうタイプの記者はいませんが、大砲系の週刊誌とかにはいるんですかね? 怖いですね。
さて、陽一(藤木直人)が働く「柏崎オート」に故障車を持ち込んだ愛美(大塚)ですが、実は沢登とグル。柏崎家に取材目的で近づいていたのです。
そのことに気付いた麻子は、愛美を尾行。すると、再婚相手の連れ子・りゅうくんを小学校にも行かせず、ゴミだらけのアパートに放置している愛美の姿を目撃します。
その頃、児童福祉司の木野(Hey! Say! JUMP・中島裕翔)は、「柏崎オート」の愛美の車に、汚れた子ども服が詰め込まれている光景を目の当たりにし、大ショック。同時に麻子からも通報があったため、アパートに駆けつけ、りゅうくんを保護します。
その夜、「柏崎オート」にやって来た愛美を、結衣や麻子の前で責めたてる木野。これに、毒親・愛美は「私も最初は、一生懸命母親やろうとしたのよ!」と反論。決め台詞のように「本当の母親には叶わない」と言い放ちます。ちなみに、柏崎家への取材は、もうどうでもよくなってしまったようです。
後日、冒頭の麻子の頼みをガン無視し、広に2年前の事件を話す結衣。広は麻子が服役していたことを初めて知りますが、「で? それだけ?」とまったく気にする様子を見せません。
次の日、結衣は麻子を呼び出し、「事件のことを話した」と事後報告。そこに、広の中学校から「学校に来ていない」との連絡が。事件のことを話したからだと責める麻子ですが、広は謎の少女とデートしていた……という甘酸っぱい展開で、第8話は終了です。
今回で見納めとなりそうな愛美ですが、どうやら育児放棄の現場を視聴者に見せつけることと、結衣と麻子の前で「本当の母親には叶わない」と言わせるために存在するキャラだったようです。
汚れた子ども服を大量に積んだまま整備に出すという凡ミスのせいで、仕事もギャラもパーに。死んだ息子の同級生の木野に説教まで食らってしまった愛美ですが、脚本家のご都合主義のための道具というか、わざとらしすぎる行動の数々に、正直、興ざめしてしまいました。
また、見せ場であるはずの結衣と麻子の会話シーンも魅力が感じられず、急にトーンダウンした印象。センセーショナルな展開で始まった同作ですが、なんだかネタ切れ感が漂ってきました。後半戦が心配です……。
(文=どらまっ子TAMOちゃん)
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