損害金は2,000万円超……? 田中聖の逮捕でバンドは絶望的 関係者が「最悪、解散も」
#ジャニーズ #KAT-TUN #田中聖 #大麻
KAT-TUNの元メンバー・田中聖容疑者の大麻所持容疑による逮捕を受け、所属事務所ナチュラルエースは当面の活動停止を発表したが、ある音楽イベント関係者は「ツアー中にこんなことやらかすなんて、ミュージシャン失格。執行猶予や不起訴となって活動を再開したとしても、彼のライブには関わりたくないと言っているプロモーターもいる」と話す。
所属事務所は「本人の処分については、司法当局の判断を待って、検討したいと思っております」としており、現在の活動休止以外に、なんらかの処分を下す可能性もある。
田中がボーカルを務めるロックバンド・INKTは、ちょうど全国ライブツアー中で、過密な日程が決まっていたため、「どうなってるんだ!」と事務所サイドに怒鳴り込んだ関係者もいた。
ツアーは3月からスタートしていたが、5月のアルバム発売を挟んでPRイベントも多数予定されていた。21日にも東京・渋谷のライブハウスで公演したばかりで、27日から月内は三重・四日市など3公演。6月は17公演、7月は6公演を予定していた。
PRイベントを加えれば40件以上の出演予定がキャンセルされる見込みで、関係者の困惑も当然だろう。前出関係者は「直前でのキャンセルだと会場費の払い戻しは利かないところがほとんどで、損害は大きい」とする。
「直接、会場を予約してやるのなら1公演当たりの会場と機材の予約キャンセルで20~30万円の支払いで済むでしょうが、今回のツアーの場合、四国や九州、地方のプロモーターに主催してもらう“売り興行”なので、違約金はさらに高くなるはず。機材や移動、スタッフなどの手配も考えたら、少なく見積もっても2,000万円の損失が出るのでは? 外部のプロモーターとの契約だと違約金が発生する場合もあり、そうなると、さらに支払いを求められるかもしれないです。ただ、問題を起こしたのは田中ひとりであり、ほかのメンバーや関係者に落ち度はない。支払いをめぐって揉めるかもしれませんよ」(同)
タワーレコード各店などで開催予定だったストア内イベントもすべて中止となっているが、レコード店のイベントの場合、参加券をオマケにしてCDを売ったりしているので、イベント中止の場合はCDの返品も受け付けるという。これも、ヘタすれば損害賠償となるかもしれない。
田中の大麻事件ひとつで、バンド活動がパーになってしまったわけだ。
「麻薬がらみで逮捕者を出したバンドの場合、プロモーターやライブハウス側が絶縁するケースもあります。そうなったら、今後の活動も絶望的。最悪、解散するしかなくなるかもしれません。実際、かなり怒っている人間がいるんですから」(同)
田中は過去、メディアでのインタビューなどで「若い人に夢を与えたい」「世界を目指す」などと語っていたが、そんな夢も遠のいた。薬物犯罪者では手本にはならず、前科があると入国を拒否する国もあって海外進出は難しい。また、田中は「バンドのフロントマンとしての責任も感じている。俺のせいで失敗したということにはしたくない」とも語っていたが、まさに自身の失敗でバンドを窮地に追いやってしまった。
「20代前半とか若いバンドならまだしも、田中の場合、31歳ですからね。もし有罪になったら、バンドの飛躍はまず難しいでしょう」と関係者。バンドの先行きは真っ暗のようだ。
(文=片岡亮/NEWSIDER Tokyo)
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