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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム  > 1頭丸ごと解体『羊一頭会』
ホントにうまいのか? 珍級グルメハンター第73回

大都会のド真ん中で……1頭丸ごと解体して、最後には相撲まで!?『羊一頭会』

 シンプルな質問だが、あなたが昨夜食べた豚肉は、どれくらいの大きさの豚でどうやって解体され、どうやって調理された肉だか知ってますか? スーパーで、すでにパック詰された肉が販売されている時代には、一般消費者にとっては難しい質問だろう。

 しかし、都会のド真ん中・赤坂に、羊の解体から調理までを目の前で見て、嗅いで、喰って、最後には相撲までとれるモンゴルレストランがある。そこの人気イベントが毎月開催される「羊一頭会」だ。

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 店内に入ると、先にスタンバッてたのは、元は元気だった羊ちゃん。毛皮はすでにひん剥かれて丸裸。この肉を寄ってたかって30人で喰ってしまおうというわけだ。

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 捌くのは店主のモンゴル人・スーホさん。慣れた手つきでバッサバッサと羊肉を切り刻むと、気持ちいいくらいドンドン小さくなっていく。

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 解体している最中にも、前もって調理してあったモンゴルの料理と酒が運ばれてくる。これは、パン生地っぽいので包んで焼いた羊肉の餃子みたいな「ホーシュル」。ミルク酒とよく合う。

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 食べてる間にも羊はさらに小さくなり、次に登場したのは、なんと羊の刺身! 沖縄でヤギの刺身は食べたことあるが、それよりは柔らかくて臭みもなく、非常に美味しかった。

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 飲み食いしてる間にも、客席前で無言で羊を解体するスーホさん。その肉がとなりの厨房で調理され、アッという間にテーブルに届けられる。

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 羊肉の野菜炒め(上)と、めちゃめちゃ美味しかったチーズ焼き(下)。

 そして、メインはこれ! ちとグロいが、人間はこれを喰って生きているのだ。

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