学生カップルのキス現場を盗撮して晒し者に! 中国でトンデモ懲罰が横行中
2017/05/25 14:00
#中国 #東アジアニュース #海外ニュース
雨の中、校庭に立ち続けた女子生徒たち。学食のおばちゃんがやめるよう説得するも、応じない
一方、山東省の中学校では、大雨の中、女子生徒8名が罰として自ら進んで校庭に立っている画像がネット上に投稿され、話題になっている。「万家資訊」(同18日付)などによると、彼女たちは昼休み中、宿舎でおしゃべりをしていたところ、見回りの先生に見つかり、お咎めを受けた。昼休みに話をすることが許されないとはまるで刑務所だが、校則で禁止されているという。
彼女たちはその校則違反が成績に影響し、さらにはクラスで恥をかくのを恐れ、自らを罰するために校庭に出て行ったのだと、生徒の一人は打ち明ける。やがて雨が降ってきたが、自分たちの反省は十分でないと、立ち続けだのだという。まるで共産主義が好む“自己批判”そのものである。
こうしたトンデモ懲罰が横行する背景について、広東省地方紙の社会部記者は次のように話す。
「身体に直接触れるような体罰は訴訟問題となるリスクが高いため、中国では学生の遅刻や宿題の未提出などに対し、罰金制度を導入する教育現場もあった。しかし、数十元の罰金など厭わない金持ちの学生を懲らしめることはできない。そこで最近では、学生を精神的に追い詰めるような罰則の導入が広がっている」
日本以上に厳しい受験戦争だけでなく、懲罰のストレスにも耐えなければならないとは、中国の学生もラクではない……。
(文=中山介石)
最終更新:2017/05/25 15:04
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