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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム  > 伝説の女相場師は18歳!『銭華』
じゃまおくんのザオリク的マンガ読み

伝説の女相場師は18歳! 枕営業も駆使する、仕手バトルマンガ『銭華』

 みなさんは「はちきん」という言葉をご存じですか? 「男勝りの女性」を指す土佐弁ですが、土佐の女性が4人の男性(=8つのキン○マ)を手玉に取るほどの男勝りであることに由来しているそうです。高知県出身の女性タレントいえば、広末涼子さんや島崎和歌子さんなどがいますが、なるほど、そう言われてみると「はちきん」かもしれません。

 今回は、そんな高知県出身18歳の「はちきん」な美少女が、両親を死に追いやった奴らへの復讐のため守銭奴となり、兜町の女帝といわれる女相場師になるまでのストーリーを描くマンガ『銭華(ぜにばな)』をご紹介します。

「そこらの小娘と一緒にしなや、土佐の女舐めちょったら痛い目にあうぜ!」

 一見すると、おとなしそうな女子高生が、2代目スケバン刑事みたいな土佐弁をまくし立てます。彼女に一体何があったのか?

『銭華』の主人公は坂本千尋。高知県一の財閥、山之内家に両親を殺され、山之内家の長男に自分の処女までも奪われた千尋は、東京に出て一攫千金を狙って、カネの力で山之内家に復讐することを誓います。

「山之内一族…絶対許さんぜよっ!」
「今度帰ってくる時は復讐の時だ! 山之内一族を潰す時だ…!!」
「私は夜叉となって金を稼いでやる!! 他人に何と言われようと守銭奴となって銭の華を咲かせてやる!!」

 18歳にしてこの決意。ただ事ではありません。

 田舎から上京してきた小娘がビッグになって、故郷の奴らに復讐するというストーリーは以前、当コラムでご紹介した『女帝』(参照記事)の設定と似ています。それもそのはず、この『銭華』も『女帝』と同じく、原作・倉科遼先生、作画・和気一作先生のコンビ作なのです。

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