
『孤独のグルメ Season6』第5話 すわ、殺人事件か……!? 回転寿司で、濃すぎるゲストとタイアップまで!
#ドラマ #テレビ東京 #孤独のグルメ #松重豊 #昼間たかし #どらまっ子
そこに、隣の席の客が立つのですが、2人で1万6,800円。「そんなに食ったのか」と驚きながらも、なぜか決意を固めるゴローちゃん。
大赤えびはネタの大きさに四苦八苦しつつも満足。「これで300円で大丈夫か」となぜか、お店を心配する優しいゴローちゃんです。
そして、そろそろかかってくるエンジン。そのスタートは、まぐろ三種。
「回転寿司店の贅沢食い まぐろ三貫で580円」
と満足したつもりが、鉄火丼をおかわりする隣の客に驚きを。
で、ここで突然のインターミッション。かにサラダ軍艦を入れて、ここまで9枚。まだいけるということで、箸休めにもう一品は茶碗蒸し。
「茶碗蒸しは、いつだって優しい。お、銀杏もちゃんと入ってる」
そして、隣に新たな客・岡本麗が入ってきたのを合図にするかのように特上ウニを注文。しょうゆを垂らせば、特上ウニは極上ウニへ。
ならばと、次の注文をしようとしたところに「限定のトロハマチ入ります!」の声が。
なぜか、客がここぞとばかりにトロハマチを注文。
しかし、タイミングを逃してしまうゴローちゃん。ぜんぜん、トロハマチが来ません。そこで本領を発揮するのが、岡本麗。
「すみません、さっきから注文してるんですけど!」
なるほど『はぐれ刑事純情派』(テレビ朝日系)でおなじみの、押せ押せなオバサン役がここでも生かされているというわけか。この人、昔は日活ロマンポルノで縛られたり凌辱されまくってたんですけど、演技の幅広いな……。
そんな岡本、ちゃんとゴローちゃんの注文が通ってないのを職人に。
「困ったときはお互い様ですから」
この『はぐれ刑事純情派』的な親切もいいんですけど、今回はマダム風なキャラなので、妙にインパクトのあるマダム風な食べ方をしているのが、気になります。
ならば、次は胃袋の破裂までなにを、と思いきや、ゴローちゃん締めに入ってきました。
「回転寿司もいいもんだ」
「思いも寄らないネタが飛び出してくるし、楽しいメシも食えた」
ま、まさか、これで終わり?
「ふっ、楽しみすぎだろ」
と、周囲の客に対しての、なんかよくわからない優越感。
そして、会計しようとしたところに、入ってきたのはやたらにぎやかな濱田岳。というか、いきなり20時台のドラマ『釣りバカ日誌 Season2 ~新米社員 浜崎伝助~』とタイアップ。
「何がオススメですか?」
と聞く濱田に対して、岡本は口に物を含んだまま「トロハマチ」。
そして、濱田は真鯛の皿を何枚も取りながら……
「真鯛か、釣りたかったな、釣りたかったな」
それぞれの役者が、これでもかと演技を繰り出すのですが、口に物を含んだまま「トロハマチ」という、泥臭さ全開の演技をできる岡本は圧倒的ではありませんか。
回転寿司店を舞台に、どんな展開になるのかと思いきや、ゴローちゃんがゲストの引き立て役という印象の強かった今回。インパクトのあるゲストとの絡みを上手に魅せることができるのも、松重ゴローならではの魅力でしょうか。
しっかし、あらためて「台所家はうまい」と感じることのできる回転寿司回でありました。
(文=昼間たかし)
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