成長も老いも、体現してゆく──ニューウェーブアイドル「ゆるめるモ!」が求める“らしさ”の先にあるもの
#アイドル #インタビュー
■4人の「ゆるめるモ!」になって
──16年7月に2人のメンバーが卒業して、6人組から4人組に。その影響はいかがでしょうか。
ようなぴ 6人体制のときはみんながバラバラで、考えていることも目標も違うままステージに立っていて、それがいい方向に働いて魅力になっていたと思います。それが4人になって、ひとつのことを一緒に考えていけるようになったのは、すごい強みだなって。
──ライブやイベントに向けて「こうしたほうがいい」といった話し合いが増えたということですか?
けちょん 全然増えたよね。
ようなぴ 革命的に増えました! 6人のときから、メンバーも運営も、このまま同じことをやっていても衰退して、先の見えない状態になってしまうので、自分たちがもっとポリシーを持ってやっていく必要があるという話はしていたんです。この4人は「ゆるめるモ!」をやっていきたいという気持ちで残ったメンバーなので、そこから自分たちの目指すところに応えられるように、どんどん変えていってる感じですね。
──例えば、どんなふうに?
あの もっと、自分たちの好きなような音楽で「ばんっ!」ってやりたい。世間に合わせる曲ではなくて、自分たちの等身大のやりたいことを好き勝手できるグループだと思っているから、それを「どんっ!」って。
しふぉん 前回のシングル「孤独と逆襲」(3月15日発売)では、ガッツリやりましたね。全部自分たちで決められるわけじゃないですけど、歌割りとかも「このフレーズは私にください」とか。みんなで、そういうふうに言っていけたら面白いと思う。
ようなぴ 今回は、楽曲を自分たちで選ぶというところから始めているんです。収録曲の「震えて甦れ」は、一言で言ってしまうと“変な曲”。いわゆる大衆受けはなかなか難しい楽曲というか、実際にスタッフにはこの曲をリード曲に決めたときに「それでいいのか?」って聞かれたりしたんです。けど、メンバーはみんな「これがいい!」って。歌詞も、曲ができた上で、メンバーから作詞家の小林愛さんに「こういう言葉を使いたい」みたいなイメージを伝えさせていただきました。
──グッズや衣装アイデアでも、メンバーからのアプローチがあるんでしょうか?
ようなぴ 今はそうですね。今回からはグッズもデザイナーさんに「もうちょっと、こういう感じで」と伝えて、一緒に作っていきました。
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