自宅を秘宝館にした空前絶後のトンデモ奇人! 「八潮秘宝館」オーナーの半生に迫る
#勝手にしらべ隊
埼玉県八潮市に、一戸建ての自宅を「秘宝館」にしてしまった男がいるというウワサを耳にした。その男の名は兵頭喜貴(ひょうどう・よしたか)。フランスのテレビ局が何度も取材に訪れる、日本有数の変人である。
秘宝館といえば妖艶な蝋人形が並ぶ観光地の見世物小屋のイメージだが、それを自宅でどこまで実現できるものなのだろうか?
「八潮秘宝館」と名付けられた兵頭氏の自宅が、ゴールデンウィーク期間中に一般公開されるということで現場に向かったのだが、その外観はノーマルそのものだった。
だがしかし、その館内は秘宝館の名にまったく恥じない濃さであり、趣味のレベルを超えた物量と情報量が詰まっていた。
部屋ごとに展示内容のテーマが決められ、所狭しと数々のドールが配置されている。それを引き立たせるのが、こだわりの間接照明と一癖ある小物たちだ。
その異様な雰囲気に圧倒されたまま、館主である兵頭氏へのインタビューを開始した。
――何から聞いたらいいのか迷うところですが、まずはこういった趣味に目覚めたきっかけを教えていただけますか?
「小学生の頃には、この趣味の原型が出来上がっていましたね。特撮に出てくる女サイボーグとか女改造人間が大好きで、決定的になったのは『装甲騎兵ボトムズ』に出てきたフィアナという女の兵隊。『メカゴジラの逆襲』に出てくる、ヒロインの改造シーンにも胸がキュンキュンしました」
――男の子が『ボトムズ』や『ゴジラ』を見ると、ロボットや怪獣に目覚めると思いますが、そっちだったんですね。
「いやいや、メカやミリタリーも好きなんですよ。ゾイドとかも大好物。だからこそ、『ボトムズ』におけるメカのカッコよさとフィアナの美しさの組み合わせにやられました。その頃から、趣味がまったく変わっていないんですよ」
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