キングコング・西野亮廣の“現場放棄”に、テレビ関係者から賛否の声「スタッフの質が悪い」「プロとしての責任に欠ける」
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別番組では、芸能人の自宅に入るリポートを頼まれたとき、収録中にスタッフが芸能人の私物をポケットに入れて持ち帰ろうとしたり、引き出しを勝手に開けて貯金通帳を盗み見たりしていた。報道番組はわりとしっかりしているが、それでもフジテレビのプロデューサーから出演依頼を受けた昼の情報番組では、出演1日前になって番組側にそのことが伝わっていないトラブルがあったり、テレビ東京ではほかの出演者もいる控室で、出演料を現金のままテーブルに放り投げられたこともあった。
ただ、その逆に丁寧すぎるぐらい低姿勢な対応もあって、実のところこちらのほうが問題ではないかと思うほどだ。
西野が「出してやっているテレビ側の俺様姿勢」と感じたのは、むしろ日頃テレビ側の「出ていただいている」という極端な低姿勢があったからこそではないだろうか? 自宅まで送迎車が迎えにきて運転手がドアを開け招き、局内では控室まで神様みたいな扱いで誘導され、延々と出演への感謝を述べられることもあるのがテレビ界。そのため、つけ上がるタレントや文化人も少なくないし、ちょっと悪い態度のスタッフがいると目立つ傾向にある。
「テレビは大物タレントには特に低姿勢なので、西野さんがひどい扱いを受けたというのであれば、見下されてしまったのかもしれませんね。西野さんはテレビ界もよくご存じなわけですし、こういうケースが一度や二度ではなかったのでは? そうなると、やたら小物扱いされてしまっていたということかもしれません。もちろん、それはひどいことですよ」(前出プロデューサー)
いずれにせよ、テレビ界隈では、西野発言がちょっとした波紋を広げているのはたしかだ。その意味では、いい問題提起といえるかもしれない。
(文=片岡亮/NEWSIDER Tokyo)
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