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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム  > 女は40歳でレオタード!?
宍戸留美×小明×Voice Artist【声優 on FINDER!】vol.47

「女は40歳になるとレオタードを着たくなるんです」【真珠子】絵描きから始まった“飽きないことを探す”人生

「女は40歳になるとレオタードを着たくなるんです」【真珠子】絵描きから始まった飽きないことを探す人生の画像2

真珠子 なんか、女は40歳になるとレオタードを着たくなるような気がするんです。

――そういえば、CAMISAMAじゅんさんの曲(出演もCAMISAMAじゅんさん&えりーさん)、神田旭莉さん映像監督の『真珠子体操』(https://youtu.be/xDlRSlL-XE4)で超レオタード着て踊ってましたね。あのPV好き過ぎて元気のない夜に一人でよく観てます。

真珠子 『真珠子体操』は、こうの史代先生にも「観てると勇気が出る」って言ってもらったんですよ~うれしい! レオタードは、40歳の友達に言っても「わかる」って言ってましたよ。そういえば宍戸留美さんが名言をおっしゃっていました。「レオタードは自分のために着る」んです!

宍戸 もうちょっとしたら小明ちゃんにもわかるようになると思う。

――お、おお……。

真珠子 それで、ウィーンでの衣装は、着物要素あり、レオタード要素ありのものを、ひさつねあゆみちゃん(ミスiD2017年特別賞)と一緒に考えて、あゆみちゃんに作ってもらったんです。髪型のアドバイス、アクセ制作は友人の顕一郎さまです。ライブペインティングは背中が目立つから、背中に歌舞伎の荒事っていう大きなタスキをつけてくれて、すごく格好いいのが出来ました。

――さすがミスiDは多才ですね~! でも、描きながら歌うのはかなり難しそうです。どんな練習をしたんですか?

真珠子 ヒカシューの巻上公一さんのボイストレーニングに通ってるんです。そこで「どんな声が出るようになっても僕は責任もちません」って言われた(笑)。

――超ヤバそう! 巻上さんはホーミーもするし、なんかすごいトレーニングをしそうです。

真珠子 体を動かしながらやるので、いつも「ぎゃあぁぁ」って叫びながらやってます。あと、ウィーンでパフォーマンスする前に、一回どこかでやってみようと思って、あるジャズセッションに行って試してみたんですよ。そしたら、そこを率いているジャズ ピアニストのスガダイローさんが大爆笑してくださってたから、「これはイケるかもしれない」と思って、ウィーンでも頑張れました。

――観たかった! 日本でも是非やってください! あのー、ちなみに、今さらな質問で申し訳ないんですが、真珠子さんって、いつから女の子の絵を描きはじめたんですか?

真珠子 17歳のときに、図書館で竹久夢二の絵を見たのがきっかけです。私の住んでいた熊本県・天草は本屋さんもあんまりなくって、図書館が全ての情報網で(笑)。それで、夢二の絵の模写をはじめたのが17歳。でも、そのときはサルバドール・ダリも好きでした。美術部の先生がシュルレアリスムに影響を受けた人だったから、不思議な授業をいっぱいされて、私もいろんな絵を描いてたんだけど、二十歳の時に「やっぱ女の子にしよ!」って決めて、今も女の子の絵を描いてます。

――女の子の絵を描き始めてから、3年ほど高校の美術の先生をされてたんですよね。振り返ってみて、どんな先生でしたか?

真珠子 確か、その時はビートルズが大好きで「Lucy in the Sky With Diamonds」っていう、「LSDやって作っただろ」って言われて問題になった曲をかけながら「これ聴いて絵を描け」って言ったり、今思うと超ヤバイ授業を……。この間フェイスブックで当時の教え子に見つかって「先生!」って言われて「わあぁぁぁ」って、ドキッとしちゃった(笑)。私の中では遠い昔の記憶すぎて「本当に先生してたのかな」って思うくらいなんですよね……。

――人に教えるのは向いてましたか?

真珠子 向いてない(即答)。

――でも、今も“真珠子学園”っていうワークショップをやられてますよね。そこに教師時代の経験が活きてるのかと思ったんですが……。

真珠子 ……! 向いてるかどうかは別として、教えるのは好きかも! 今頃だけど(笑)! ウィーンで書道を教えたときも楽しかったし、みんなの知らないことを教えてあげるのってワクワクします!

――生まれ育った天草を出ようと思ったのは、なぜだったんですか?

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