女性差別か、わいせつか……セクシーすぎるカンボジア人に「テレビ出演1年禁止」処分
2017/05/02 18:00
#海外ニュース
豊満な胸を強調するかのようなドレス姿が多い、ダニー・クワンさん(クワンさんのFacebookより/以下同)
カンボジアというと、ユネスコ世界遺産に指定されているアンコールワットの遺跡群や、1970年代後半のポル・ポト政権下における国民の大量虐殺のイメージが強い。
一方で、経済が急成長を続けており、首都プノンペンを中心に、以前に比べ、格段に豊かな生活を送れるようになっている。ちなみにプノンペンには、2014年にイオンモールもオープンしている。
経済成長とともに進みつつあるのが、性の解放だ。テレビの世界では、セクシーさを売りにした番組や女性タレントを目にすることも珍しくない。
そんな中、やりすぎてしまった、ある女性タレントが話題となっている。
カンボジア政府の文化芸術省懲戒協議会は4月25日、ダニー・クワンさん(24)が今後1年間、エンタテインメント業界で働くことを禁止。しかも、エンタテインメント業界に対しても、クワンさんを起用しないよう協力を求めたと、現地の英字紙「プノンペン・ポスト」が伝えている。
その理由というのが、彼女がメディアに登場する際の衣装の露出度が高く、カンボジアの服装観念からすると、あまりにもセクシーすぎるからだという。カンボジア政府が定めた芸能人の倫理規定では「個人の尊厳を尊重し、カンボジア国民としてふさわしい格好をするべき」となっており、クワンさんの衣装はそれに引っかかるというわけである。
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