メルカリ「北朝鮮バッジ」大量出品の裏で詐欺事件も? 被害者が怒りの告発!
#北朝鮮 #東アジアニュース
現金やチャージ済み「Suica」出品で問題 となったフリマアプリ「メルカリ」で、金日成主席、金正日総書記のツインバッジが続々と出品されている。北朝鮮情勢が緊迫化する中、一時は1個1万円以上でバカ売れしていたというから驚きだが、中国製のパクり金日成バッジを売り出す詐欺師も出現! 被害者を直撃すると「モノがモノだけに、警察にも相談できない……」と泣き寝入りなんだとか。
メルカリにバッジの出品が相次いだのは、今年1月ごろから。2011年末に金正日総書記が死去した後に登場した、金親子がダブルでほほえむタイプが高値で出品された。
北朝鮮ウオッチャーの男性は「国旗をモチーフにした親子バッジは当時、2つで6,000円くらいだった」と振り返る。バッジには北朝鮮で暮らす人がつけるものとは別に、在日朝鮮人が祖国訪問の際につけるものがある。メルカリには後者が圧倒的に多く、「朝鮮学校の生徒らが、修学旅行代わりに行く祖国訪問の際につけたバッジのようだ」(同)という。
バッジはあっという間に売れ、その後も「バッジは高く売れる」という評判が在日のセセデ(新時代=若者)に口コミで伝わり、出品が相次いだ。その都度、マニアが購入し、実勢価格は1万円前後まで上がったという。
前出の北ウオッチャー男性も、それを購入した1人。「出品者は住所が『神奈川県』と表示されていたのに千葉の消印、しかも普通郵便で差出人の記載がなく、郵便事故で紛失していたら大損だったよ」と、ヤフオク!などではあり得ない匿名取引に驚いたという。
「詐欺師にやられかけた!」というのは、別のマニア男性。金日成バッジの裏に「朝鮮労働党第六回大会記念」と刻印されたレア物が1万1,000円で出品されていた。マニア男性は即決価格で入札したが、商品画像は別のサイトからの盗用、実物は中国製のインチキと判明。だが、「落札と同時にカード決済になるので、後の祭り。出品者にクレームを入れたところ『画像は参考用と断りを入れていた。よく読んでないアンタが悪い』と開き直った」という。
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
イチオシ記事