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日刊サイゾー トップ > エンタメ > ドラマ  > 『孤独のグルメ』1食で満足!?

『孤独のグルメ Season6』第3話 谷村美月の店員がたまらない! 今回は「スープカレー」1食で満足でした

 裏路地の一軒家を改造したと思しき、店の外観。ひさしの上には赤い猫のぬいぐるみ。

 ありますよね。このタイプの、店主が奇人で料理以外にもエンタテインメントを提供している系のワクワクさせてくれる店。店の人がキャラ立ちしている店というのは「料理の値段だけで、こんなに楽しませてもらっていいのかな」と素敵な気分になること請け合いです。

「スープカレーか……最後に食べたのいつだっけ。ま、今の俺には薬が必要だ」

 そう「薬膳」の文字を見つめて入店するゴローちゃん。店内は若いカップルや女性客で、そこそこ。

 さあ、とメニューを開いたゴローちゃんは、まず驚き。優しい手書きのメニューは手順がいっぱい。スープのベースや具材、辛さにライスの種類などを順番に選ぶようになっています。

「全部生薬入り、生薬ってなんだっけ」

 ひとつひとつ吟味していくゴローちゃん。

「辛さね。辛いのは好きだが、初めての店では辛さの基準がわからない。かといって中辛というのも弱腰、臆病者、事なかれ主義だ」
「……最後はライス、見えた!」

 パンッとメニューを閉じつつ、早口で注文をするゴローちゃん。しかし、そこに予想外の出来事が。

「スープカレーは、20分ほどお時間をいただきますが」

 そう答える店員は、谷村美月。谷村美月が店員だったら、一日中だって待っちゃうよ! と、筆者は思うのですが、ゴローちゃんの空腹は店員が誰であろうと関係ありません。

「えっ、20分っ!」

 ほとんど素の驚きを見せるゴローちゃん。

「この空きっ腹に20分のお預けはキツイ」

 メニュー変更かと思いきや、来た。サイドメニューで小腹を満たしながら待つ作戦です。

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