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日刊サイゾー トップ > エンタメ > ドラマ  > 東出昌大の“サイコパス”っぷり

視聴率下落! ゲス不倫劇『あなたのことはそれほど』注目の東出昌大“サイコパス”っぷり

 一方の光軌の妻、麗華が初登場。美都がいた高校から光軌が転校した先で出会った同級生のようです。麗華は、どこかネガティブで、「子どもは光軌に似てほしい。麗華って名前を付けられて、ブスだったんじゃ……」と言います。対する光軌は、街なかで同級生に声かけられるなど、クラスの人気者。夫婦間であまりにも性格が違うこと、またそのために気を遣わなければならないことがストレスとなり、光軌を不倫に走らせたのでしょうか。

 美都と光軌は、不倫温泉旅行へ。涼太が大阪へ出張に、麗華が出産のための里帰りで東京を離れることをいいことに高そうな旅館で2人だけの時間を満喫。まるで使い古されたAVのような筋書きですが、ここでついに、互いが既婚者であることが発覚します。ちょうど、子どもが生まれた光軌は帰ることになり、不倫解消か? と思いきやそうはいきません。美都は「有島くんに無茶なこと言わないから。安心して」と、光軌にすがりつくのでした。

 というのが、今回のお話。不倫がテーマのドラマなので、不倫する2人の動機が明瞭でなければいけません。そのポイントが美都と光軌の妻・麗華の対照的なキャラクターにあるのだと思います。ネガティブで後ろ向きな性格の麗華ですが、「運命は自分の手でどうにかなる」と発言しています。対する美都は、明るく溌剌とした性格ですが、運命の恋に憧れるタイプ。互いのパートナーが持ってないものを、美都と光軌は持っている格好になっています。

 さて、涼太は、今度どのような行動に出るのでしょうか。会社の同僚で独身の小田原真吾(山崎育三郎)との雑談の中で「別れたいと思わないの?」と聞かれても、「嫌なところはあるかな……。嘘が吐けないから。素直なんだよ」と言うのみ。前回と今回で涼太は嫉妬深く、執念深い人物として描かれているので、この台詞に含みを感じますし、これから先の展開が恐ろしいものになるのかと、勘ぐってしまいます。
(文=どらまっ子HAYAちゃん)

最終更新:2017/04/26 22:30
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