親子でゲス不倫失脚の中川俊直政務官は即刻議員辞職すべき!? 「スリルに燃える」発言の“病気度”
#週刊誌 #元木昌彦 #週刊誌スクープ大賞
さて、北朝鮮VSトランプ軍のにらみ合いは依然として続いているが、この「チキンレース」はどう転ぶのだろうか。各国メディアを招いて軍事パレードを見せ、威勢のいい発言を次々に吐いた金正恩だったが、肝心の中距離弾道ミサイル発射実験は失敗してしまった。
だが新潮によれば、ミサイルは打ち上げておいて、わざと北朝鮮が破壊したのではないかと見る識者もいるようだ。発射すれば金正恩はアメリカに怯まなかったという体面が保てるし、失敗したのだからアメリカに先制攻撃する口実を与えなかったから、金正恩の深謀遠慮だというのである。
ニューズウィーク日本版も、まだトランプは北朝鮮を攻撃しようとは考えていないと見ている。それは、韓国にいる15万人、日本にいる5万人のアメリカ人を退避させていないからだ。この人たちに帰国命令が出されたら、トランプが腹を決めたときだろう。しかも、シリア攻撃をした後、プーチンの反応は抑制的だった。最強のアメリカに対して誰も報復などしやしない。
「トランプがそんなおごり高ぶった自信を深めたとすれば、北朝鮮に対しても同じ論理で行動するのはあり得ない話ではない。これによって、米朝双方が互いの意図を読み違えて偶発的な武力衝突に至る可能性も否定できない」(「ニューズ」)
保守的論調の「ニューズ」でさえ、北朝鮮という難題を解くには「話し合い」を目指すしかないといっているのである。
現代は、米朝開戦となれば安倍には、拉致問題を利用するプランが検討されていると、自民党議員がこう語っている。
「アメリカが平壌を直接叩くという事態になれば、戦闘には参加できなくても、『拉致被害者保護』の名目で自衛隊を派遣できる。総理にとっては、『拉致被害者を取り戻す!』と堂々と言えるうえに、集団的自衛権発動・自衛隊派遣の実績を作れる絶好のチャンスです。ここで本当に被害者を保護できれば、それこそ支持率は急上昇でしょう。’02年の小泉(純一郎元総理)電撃訪朝のときのように、一気に20%アップも夢じゃない」
何をバカなことをと、私は思ってしまう。アメリカ軍が北朝鮮を攻め、自衛隊が上陸できる事態というのは、全面戦争になったときのことである。そうなれば、韓国はもちろん日本も無傷でいられるはずがない。中国、ロシアの出方次第では、第三次世界大戦が始まってしまう可能性もある。そんなことを、いくら常軌を逸したトランプといえども、できるはずはない。ましてや度胸も覚悟もない安倍首相は、からだがすくんで動けまい。
私は、北朝鮮は核実験は見送るのではないかと見る。そうなれば手を出す口実のなくなったトランプは、すごすご引き上げるしかないのではないか。
今、安倍首相がやるべきことは、政治生命をかけてトランプを説得し、空母を引き上げさせ、金正恩とアメリカ、中国、韓国、日本との話し合いに持ち込むことに全力を挙げることである。それこそが真のリーダーシップというものだ。万が一にも、戦争などというバカなことをさせてはいけないこと、自明である。
今週の第1位は新潮のゲス不倫の記事である。中川俊直という小物議員の話だったが、大きな話題になったのは、この議員の父親もやはり不倫で失脚したからである。まさに不倫の魂百までも。父親は官房長官の時、愛人問題で躓き権力の座から転がり落ちてしまった。それも愛人に覚せい剤使用のウワサが立ち、警察が内定を始めていたときに、「警視庁の保安課が動いているから気を付けろ」と、捜査情報を伝えてしまったのである。
そんな議員の子どもが親の看板を受け継ぎ、政治家になった。だが、父親の後をそのままなぞって愛人(47)をつくり、その上、彼女とハワイで“華燭の典”を挙げていたと新潮がスクープしたのだ。男には3人の子どもがいて、高校時代の後輩だった奥さんは、がんで現在闘病中だというのに。
だが、あまりに嫉妬心が強く、愛想をつかした愛人が「別れよう」というと、家に押しかけて来て、半狂乱で号泣する、大声を出すなどしたため、彼女は110番した。やってきた警官は「ああいう真面目な職業に就いている人こそ、殺人を犯したりひどい事件を起こす可能性がある」として、彼女に中川を「ストーカー登録」させたというのである。
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