主役・長谷川博己を差し置いて、香川照之の顔芸祭り開催!『小さな巨人』第1話レビュー
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2013年に放送され、全話平均視聴率28.7%(関東地区、ビデオリサーチ調べ/以下同)という大ヒットを記録したTBS系連続ドラマ『半沢直樹』。それと同じ『日曜劇場』枠、キャスト・スタッフの顔ぶれが似通っていることから“警察版・半沢直樹”と称されるなど、新ドラマ『小さな巨人』には放送前から注目が集まっていました。
その第1話が16日に放送されたのですが、初回平均視聴率は13.7%と、『半沢直樹』の初回平均視聴率19.4%に遠く及ばなかったどころか、前クールに放送された木村拓哉主演の『A LIFE~愛しき人~』の初回平均視聴率14.2%にも届きませんでした。
ドラマは、警視庁捜査一課強行班1係長の香坂真一郎(長谷川博己)が街中をスーツ姿で疾駆するシーンから始まります。その映像に「われわれ警察官は国民の安全を守る。しかし、その警察官を守る法律は存在しない。警察組織において自分を守るものは自分しかいない」というナレーションがかぶせられ、オープニングシーンが終了。
画面暗転して、「3週間前」というテロップの後、香坂の顔のドアップが映し出されます。『半沢直樹』を彷彿とさせるショット。カメラを睨みつけるようにして今回のドラマのキャッチフレーズ「敵は味方のフリをする」という台詞を吐き、次第にカメラが引いていくと、その視線の先には現捜査一課長・小野田義信(香川照之)の姿があります。捜査進捗を報告しているシーンなのですが、ここでの会話で、理論派の香坂と直感派の小野田の相対関係がうっすらと提示されます。
ノンキャリアの中では異例のスピード出世を果たしている香坂ですが、その陰には前捜査一課長で現・芝警察署署長の三笠洋平(春風亭昇太)の協力があるんですね。小野田に報告していた事件を無事に解決した後、香坂は三笠と料亭で祝勝会を開くのですが、そのウワサを聞きつけた小野田が登場。香坂と同じく理論派の三笠と、捜査一課長としては異色ともいえる高卒、現場からの叩き上げという小野田は水と油の関係で、香坂はその2人の板挟み状態。小野田は香坂と三笠に日本酒をお酌して去って行きます。
会食を終えて1人になった香坂は、中小企業の社長・中田隆一(加藤晴彦)を飲酒運転の疑いで取り調べすることになるのですが、このときに隆一の車を傷つけてしまいます。このことが、翌朝ネットニュースで「宴会帰りの刑事、行き過ぎた捜査で車を破損」と報じられてしまい、監査にかけられることに。そして昨夜、香坂が日本酒を口にしていたという証言を小野田がしたことが決め手となり、香坂は芝警察署に左遷させられることになってしまうのですが、出世コースまっしぐらのエリートがそんなことで左遷になってしまうのでしょうか。なんだか強引な展開に疑問が湧いてしまいます。
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