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パンツを脱がせ、陰部をライターで火あぶりに……常軌を逸した新入生いじめ

パンツを脱がせ、陰部をライターで火あぶりに……常軌を逸した新入生いじめの画像1イメージ画像(足成より)

 4月は新歓コンパや歓迎会の季節とあって街にはお祝いムードが漂っているが、お隣・韓国では、常軌を逸した新歓コンパが物議を醸している。

 事件は、ある大学の学生が利用するネット掲示板への書き込みで明らかになった。

 それによると、3月20日に大学近くの飲食店で行われた新歓コンパで、「新入生の自己紹介」を口実に 、先輩が新入生のパンツを脱がせ、陰部にライターで火をつけたという。さらに、ポルノを見せて陰茎が勃起していく様子を観察したり、鼻と口に無理やりニンニクを詰めたりもしたそうだ。そればかりか、新入生が乾杯を拒否した際には、財布を奪い取って紙幣を燃やしたという。被害者の中には、大学に行かなくなってしまった者もいる。

 大学側は一部が事実であることを認めており、警察は性的暴行などの容疑で加害学生たちを取り調べ中だ。
 
 だが、この事件は氷山の一角にすぎない。韓国では、同様の事件が多発しているのだ。
 
 別の大学では、「厄払いイベント」と称して先輩が新入生を一列に並ばせ、食べ残しの豆腐やキムチ、タバコの吸い殻、痰などを混ぜたマッコリを全身に浴びせるという事件もあった。また別の大学では、「チョコパイ早食い競争」で死亡事故が起きている。この新歓コンパには、学生だけでなく、教授19人も参加しいていたというから驚きだ。
 
 しかも、このような異常な上下関係は、会社に就職してからも続く。

 ある会社員の告白によると、「週末にキャンプに行こう」という上司の誘いを断ると暴言を吐かれ、上司より早く退勤しただけで、翌日大量の業務を押し付けられたという。また、上司の横を通りかかると「腰を90度に曲げて、もう一度あいさつしろ」と強要される会社員もいた。

 実際、韓国の就職ポータルサイト「サラムイン」が調査したところ、パワハラを受けた経験のある会社員は全体の89.1%にも上った。加害者の71%は、社内の人間だという。

 韓国の受験戦争は、日本よりも熾烈だといわれる。そんな戦いを勝ち抜いてやっとの思いで入学・ 入社したのに、先輩からこんないじめを受けるとは、なんとも悲しい社会だ。

最終更新:2017/04/24 17:06
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