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日刊サイゾー トップ > 社会  > 不幸すぎる『純と愛』が再評価!?

夏菜の「精神が崩壊した」不幸すぎるNHK朝ドラ『純と愛』に再評価!? 伊良部島のロケ地ホテルが“パワースポット”化

 さっそく宿泊客にインタビューをしてみたのだが、これがまさにドンピシャ。大阪の50代夫婦は、夫が飲食店の経営者で「店の経営が大変なので、ここに来てまた頑張ろうとやる気を出した」というのである。

 彼らは宿泊2度目で、前回は昨年9月に訪れたあと、店の収益が少し上向いたのだとか。ほかに40代の自動車修理工場を経営する男性も「宮古島に泊まるなら、経営を頑張ったドラマの子に自分を重ねようと思って」と話した。ここに来たら幸運に恵まれるというスピリチュアルな話に根拠はないが、経営者が奮起する元気スポットであるのは確かなようだ。

 評判こそイマイチのドラマだったが、物語では父親がホテル閉鎖を決定しながらも、ヒロインが祖父との思い出を残すために、解体用の重機に身体を張って立ち向かったのだから、その点は経営者なら感情移入できるところもあるのだろう。この南の島でリフレッシュしたついでに中小企業の経営者たちが奮起するきっかけになるというなら、『純と愛』のストーリーも視聴率以上の価値があったといえそうだ。
(文=片岡亮/NEWSIDER Tokyo)

最終更新:2017/04/28 15:24
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