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「央広網」(2月21日付)によると、今年2月に河北省石家庄市第三病院では、片方の睾丸の激しい痛みを訴えていた中学3年生の男子が睾丸捻転症であることがわかり、緊急摘出手術が行われた。また、3月にも湖北省の中学1年生の男子が体育の授業中、片方の睾丸の激しい痛みを訴え、地元病院に搬送された。診断の結果、睾丸捻転症と診断され、やはり摘出手術が行われた(「湖北日報」)。
広東省地方紙の社会部記者は、その原因についてこう指摘する。
「睾丸捻転症は、思春期に精巣の重量が急増することにより引き起こされるといわれており、環境ホルモンの影響が原因として疑われる。10歳未満の女児に胸の膨らみや初潮がみられる性早熟症がまん延しているが、その男子版が睾丸捻転症といえる」
10時間でほぼ生殖機能が失われる睾丸捻転症は、女児の性早熟症よりも深刻である。
(文=青山大樹)