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日刊サイゾー トップ > エンタメ > テレビ  > 『笑×演』布施博が“物騒”すぎ

芸人作のネタを役者が……『笑×演』台本をまったく信用していない布施博による漫才が“物騒”すぎた!?

 やはりこの漫才も、面白さの種類は小沢兄弟と同じだろう。普段の姿との差異、ギャップの激しさが笑いにつながっている。要するに、台本を書く芸人が役者に無茶をさせるほど笑いも大きくなるというシステムだ。

 とはいえ、話はそう単純ではない。無茶をさせておきながら、その面白さが“芯を食って”なかったらどうする? 一歩間違えれば、アル・カポネの放ったジョークに下っ端ギャングがおべんちゃらで笑うみたいな気持ちの悪い空間が出来上がりかねない。危ない橋である。

 しかし「チンコ」と雄叫びを上げた瞬間、漫才は確実に“接待笑い”の域を突破していた。無事、芯を食った!

 この番組は、見ているこっちが疲弊する。人選、ネタ、そもそも番組内容……。久々に、リスキーな笑いを見た思いだ。
(文=寺西ジャジューカ)

最終更新:2017/04/19 20:00
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