『SRサイタマノラッパー~マイクの細道~』第2話 人生のリセットの仕方がどうにも分かりません!
#テレビ東京 #どらまっ子 #長野辰次 #SRサイタマノラッパー
何ひとつままならない人生を過ごしてきた中で、ほんの一瞬だけ自由を味わい、大きな夢にちょっぴり近づけたような気がした幸せな時間があった。埼玉で生ぬるい青春を送ってきたIKKU、TOM、MIGHTYの3人にとって、その一瞬とは「SHO-GUNG」としてラップをやっているときだった。死ぬほどヘタクソだったけど、3人でラップの掛け合いをしているときだけは埼玉を離れ、東京やNYの一流クラブのステージに立ったような恍惚感を味わっていた。でもそんな夢は長くは続かない。現実世界に身の置きどころを懸命に求めようとする年下のMIGHTY。引っ込みがつかず、どこまでも我が道を進もうとするIKKU。生まれてくる子どものために、青春時代にくさびを打ちたいTOM。夢と現実との狭間でもがき続ける3人の再会ドラマとしてスタートした『SRサイタマノラッパー~マイクの細道~』の第2話。今回は長回しのラップシーンが複数回ある、見逃せない豪華編だ。
前回、3週間後に迫った川崎クラブチッタのライブイベントに「SHO-GUNG」として立つために、かつて仲間だったMIGHTY(奥野瑛太)を連れ戻そうと青森県大間町までやってきたIKKU(駒木根隆介)とTOM(水澤紳吾)。スナックでMIGHTYを見つけたまでは良かったが、MIGHTYの放ったみぞおちへのパンチ一発で簡単にKOされるTOM。目も当てられないほどの弱々しさがTOMという男のいちばんの魅力でもある。TOMの美人妻トリーシャ(コトウロレナ)がTOMのもとを去っていくシーンから第2話は始まる。
「ラッパーになれないTOMはTOMじゃない。一度くらいライブを見てみたかったよ。昔は好きだったよ~」とカタコトの日本語で別れの言葉を告げるトリーシャ。ハッと気がつくと、そこはスナックを営む咲子(安藤玉恵)とトーコ(山本舞香)母娘の自宅。TOMが見たただの夢だったのか、TOMのリアルな記憶なのか、今後の伏線になりそうな気になる1シーンだ。しかし、第1話ではTOMたちをカツアゲしていたトーコが、気を失ったTOMを介抱して自宅に泊めるとは。東北人は口数は少ないけど、けっこー気立てはよかったりする。トーコもそんな下北ギャル(下北半島ギャル)らしい。
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