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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム  > TBS『オモコー』が地味にすごい

NHK朝ドラ出演者を続々輩出! TBSドラマ『表参道高校合唱部!』が視聴率5.9%なのに“伝説”へ

 さらに、この『オモコー』は、実は朝ドラ出演者たちを多数輩出している宝庫だという。あるテレビ誌記者は言う。

「『オモコー』には、『べっぴんさん』ヒロインの芳根、『ひよっこ』の泉澤のほか、今年下半期から始まる『わろてんか』のヒロイン・葵わかなも、芳根の親友役で出演していました。また、芳根の妹役で出演していたのは、『まれ』で土屋太鳳演じるヒロインの少女期を演じた松本来夢。ほかに、野球部から転部してくる堀井新太も、泉澤と同じく『マッサン』に出演していましたし、伴奏者 役の柴田杏花は『おひさま』で井上真央演じるヒロインの教え子役を演じています」

『オモコー』は、視聴率こそ全話平均5.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と苦戦したものの、実は熱い支持者が多数いて、ドラマ好きの編集者・ライターなどにもファンが多かったそう。

「朝ドラ出演者以外でも、高杉真宙、森川葵は『オモコー』出演時にすでに有名でしたが、メインの男子生徒役だった志尊淳は、このドラマからスターになっていきましたし、吉本実憂も後にさまざまなドラマで活躍しています」( 前出記者)

 ついでに、主題歌の「好きだ。」を歌ったLittle Glee Monster(リトグリ)も、4thシングルだったこの曲がオリコンチャートで初のトップ10入りしたことで、一気にブレーク。今あらためて見ると、『オモコー』から羽ばたいた“出世魚”の多さに、驚かされる。

「ドラマの内容そのものは、謎の重病があっけなく回復したり、意味深に見えて何も意味がない設定があったり、予定調和だったりと、いろいろ粗さも目立ちます。でも、そんな粗さがどうでもいいと思えるほど、今どき珍しいくらい真っすぐで、愚直でさわやかで、キラキラまぶしい学園モノなんです。また、画面から出演者同士の仲の良さも伝わってきます。実際、今でもオモコー出演者同士はTwitterなどで頻繁にやりとりしており、それを楽しみに見守り続けているファンも多いんですよ」(同)

 ちなみに現在、『表参道高校合唱部!』はHuluでも視聴できるので、ぜひチェックしてみてほしい。

最終更新:2017/04/10 16:32
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