新章突入! SKE48松井珠理奈の“不在”と『豆腐プロレス』が進む道
#豆腐プロレス
この「輝く/輝かせる」という関係は、かつての前田敦子と大島優子の関係を思い出させる。彼女たちの関係は太陽と月に例えられることが多かった。絶対的なセンターとして君臨する前田敦子という「太陽」のライバルであるからこそ、「月」の大島優子は輝いていられる、というもので、前田もまた、大島がいたからこそ輝いていたのではないか。今回ドラマ内で、宮脇を輝かせるために悪役に回った向井地もまた、宮脇がいたからこそ輝いていた。ヒールにとってブーイングは相手より尊い。工事現場同盟が向井地に教えていたホワイトボードにも、そう書かれていた。
「いつか最強のヒールになったら、また錦糸町に戻っていいか?」「もちろん」そう言い合ったあとに手を差し伸べ、宮脇に握手を求める向井地。宮脇はこれに手を返そうとするのだが、向井地はこれをはねのけ「ベー!」と黒い舌を出して見せる。親友であり、最大のライバル同士という関係性を表現したとても良いシーンだった。
しかし、これはまだトーナメントの一試合目。次週は、ケガで休業していたハリウッドJURINAの復帰戦だ。対戦相手は、まだ登場シーンも少なく、謎に包まれているイケメン百花(木下百花)。また、SKE48メンバー同士のサックス古畑(古畑奈和)とバード高柳(高柳明音)の試合、同じく、パッパラー木﨑(木﨑ゆりあ)とオクトパス須田(須田亜香里)の試合、ユンボ島田とクイウチ松村の工事現場同盟のタッグ同士の試合、おそらく互いの身体能力が発揮される、バトンかとみな(加藤美南)とコマネチ湯本(湯本亜美)の試合などなど、一回戦の時点から注目カードが目白押しである。
これから登場人物それぞれがフォーカスされてくるはず。新章が始まったこの機会に、いままで見ていなかったという方にも、ぜひおすすめしたい。
(文=MC内郷丸)
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
イチオシ記事