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日刊サイゾー トップ  > 関ジャニ「7人グループの限界」
ズバッと!芸能人

業界評は高いのに、視聴率は低迷……関ジャニ∞を悩ます「7人グループの限界」

 そんな先輩が力をつけてきたのと同じ枠で番組を任されているということは、少なくとも局側にも、ゆくゆくはゴールデンタイムに昇格してほしいとの願いがあるのだろうが、番組は2年前に始まったばかり。まだ先になるだろう。

 だが、そんな関ジャニについて毎回、俎上に上がるのが人数の多さだ。

 制作的には、ファンにとっては酷かもしれないが、やはり5人グループのほうが助かる。事実、5人だと台本のセリフが割りやすいのだ。7人だとそれが難しくなり、どうしても、自由にしゃべらせる以外方法がなくなる。さらにはカメラ割りのとき、5人だと一列で撮れるのだが、7人だと2列に座らせなければならないため、カメラの台数によってはパン(カメラを対象に向けて振る操作)が追いつかなくなることもある。

 それを言うならKis-My-Ft2だって7人だろうという声もあるだろうが、後列の4人が「舞祭組」というユニットを組んだことで、一気に使い方が広がり、それぞれキャラ立ちが明確になってきたのである。
 
 では、9人いるHey!Say!JUMPはどうか? 彼らの冠番組『いただきハイジャンプ』(フジテレビ系)でも、スタジオでこそ全員でトークするが、それはロケVTRを見るため。ロケは週替わりで3~4人が選ばれており、9人全員が同時にロケすることはない。対して、例えば『SMAP×SMAP』(同)の「ビストロSMAP」や『TOKIOカケル』(同)のように、同時にメンバーにスポットが当たることはない。やはり、大人数のグループに在籍するメンバーがテレビ番組で認知度を高めていくのは至難の業。個々人が、それぞれ別のレギュラーを持つしかないのかもしれない。

 関ジャニは、今年で結成15年。ファンの中にはSMAPや嵐、TOKIOのように、幅広い世代に愛されるグループになってほしいという思いはあるだろう。丸山隆平が、あんなに自由なキャラということは多くの視聴者は知らないし、一見クールな大倉忠義がヘタレだというのも驚きだろう。彼らの個々にスポットライトが当たる日を楽しみに、今後の活動に期待したい。
(文=都築雄一郎)

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最終更新:2017/04/03 18:13
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