『相棒』ドラマ版は視聴率低迷も、劇場版のヒットで反町隆史のクビつながる!?
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テレビ朝日系の鉄板ドラマ『相棒season15』の最終回が3月22日、2時間スペシャルで放送され、平均視聴率は16.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)だった。
『season7』から『season13』まで、『相棒』最終回の視聴率は20%前後を記録していただけに、『season14』同様、なんとも物足りない数字に終わった。回想シーンで、芸能界を引退した“3代目相棒”甲斐享(成宮寛貴)が登場するサプライズもあったが、それも視聴率には結びつかなかったようだ。
全話平均は15.2%で、『season14』の15.3%を下回り、国民的ドラマとして認知され始めた『season5』以降では、ワースト視聴率になってしまった。
『season14』から登場している“4代目相棒”冠城亘(反町隆史)には早くから降板説が飛び交っているが、ここにきて、やや風向きが変わったともいわれている。
というのは、2月11日に公開された映画『相棒-劇場版IV-首都クライシス 人質は50万人!特命係 最後の決断』が予想外のヒットとなったからだ。
『相棒-劇場版』は『I』(08年)こそヒットしたものの、『II』(10年)、『III』(14年)は惨敗した。ところが、『IV』が思わぬ好成績を収め、それにつられる形でドラマの視聴率も上昇。『season15』は12~14%台を連発していたが、第15話(2月15日放送)以降、4週連続で15%超えを達成した。
「主演の水谷豊は、『season14』以降、視聴率がグッと下がったのをひどく気にしています。『劇場版IV』が爆死していたら、反町のクビは免れなかったでしょう。ただ、映画がヒットし、ドラマの視聴率も上昇したことで、“反町留任”の目を残したといえそうです」(テレビ誌関係者)
最終回では反町が卒業するようなシーンは描かれなかったが、絶対的な権力を持つ水谷が今後どう判断を下すのか、注目されるところだ。
(文=田中七男)
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