老人を木に縛って焼き殺し、5歳女児の喉をナイフで切り裂く──ミャンマー政府軍「ロヒンギャ虐殺」の現実
#週刊誌 #元木昌彦 #週刊誌スクープ大賞
今週の注目記事・第1位
「籠池泰典独白 60分」(「週刊文春」3/30号)
同・第2位
「ミャンマー 語られざる民族浄化」(「ニューズウイーク日本版」3/28号)
同・第3位
「安倍ゴッドマザー洋子氏が激怒 日本の恥 昭恵は総理夫人失格です」(「週刊現代」4/8号)
同・第4位
「トクホの大嘘」(「週刊新潮」3/30号)
同・第5位
「東芝『潰すか救うか』メガバンクのトップたちが語る」(「週刊現代」4/8号)
同・第6位
「『がんばれ! アサヒ芸能』TSUTAYA傘下で絶体絶命」(「週刊文春」3/30号)
同・第7位
「『大原麗子』にベッドインを拒否された『渡瀬恒彦』」(「週刊新潮」3/30号)
同・第8位
「東大合格ママ 徹底指南『男子と女子は受験勉強が違う』」(「週刊文春」3/30号)
同・第9位
「金正恩『斬首作戦』トランプ決断目前!」(「週刊文春」3/30号)
同・第10位
「石原・浜渦『逃げ恥』を許したおバカ都議」(「週刊文春」3/30号)
同・第11位
「小池新党『候補者』263人の名前」(「週刊ポスト」4/7号)
同・第12位
「アレク『妻・川崎希を裏切る不倫カーセックス』衝撃撮!」(「フライデー」4/7号)
今週のワースト記事
「桜田淳子からの手紙」
「原子力発電所は『安全神話』から訣別できるのか?」(ともに「週刊ポスト」4/7号)
【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!
先週金曜日は現代とポストの発売日だったが、この2誌のタイトルを見ていると、つくづくこの国は平和ボケしていることがよくわかる。
安倍首相の祖父・岸信介は安保反対運動が全国的に広がっているにもかかわらず、「それでも後楽園球場は満員だ」と言ったといわれる。それでいえば、安倍は「現代、ポストを見てみろ。日本人は籠池問題なんかより、株や死ぬまでセックスのほうに関心があるんだ」といいたいのではないか。
現代の巻頭特集は「私はこの株、この投信でこんなに儲けました」、第2特集は「病気別行ってはいけない有名病院」。ポストは「小池新党『候補者』263人の実名」と「『あれっ?』と思ったら“隠れ難聴”を疑え」である。
株は論外だが、病院採点も難聴問題も年寄りには大きな関心事ではある。私もだいぶ前から聞こえが悪くなってきて、テレビの音はもちろんのこと、寄席でぼそぼそ話す噺家の声が聞こえないので困っている。だが、ジャーナリズムを自称する週刊誌なら、籠池・安倍昭恵問題を大きく取り上げないのはなぜか。
その点、文春が籠池インタビューを喚問の当日にもってきたのはさすがである。ポストも現代も、この問題を扱っていないわけではない。ポストは鴻池祥筆を直撃したり、この間、籠池側のスポークスマンのようになっている菅野完に、大メディア批判をさせているが、片手間感は否めない。
現代の行ってはいけない有名病院にちょっぴりだけ触れておこう。現代が言いたいのは、どんな有名病院でも得手不得手があるということだ。例えば、食道がんでは市立札幌病院、名古屋第二赤十字病院、兵庫県立尼崎総合医療センター、金沢医科大学病院、東京都立墨東病院などはポイントが低く、順天堂医院や神戸大学医学部付属病院はポイントが高い。
すべてのがん手術に対して圧倒的なポイントを稼いだのは、がん研究会有明病院。先日、私の友人が肝臓がんで入院したので見舞いに行ったが、威容を誇る大病院だった。この評価が正しいのかどうかはわからないが、一つの指標にはなるだろう。
ポストがおかしい。巻頭からあれれれ……。いきなりカラーで「桜田淳子からの手紙」だ。4月に何年かぶりの公演をやるらしい。18、19のころの愛らしい写真が載っていて、彼女からの手紙もある。だが待ってくれよ。彼女はいまだに深刻な問題を抱えている統一教会、今は世界平和統一家庭連合というらしいが、そこの信者で広告塔である。
私のところへも、娘が入信して困っている、なんとかならないかという母親からの切実な相談が来ている。なくとも、彼女のそうした経歴を書くべきではないか。桜田のコンサートを見て入信する人間が出てくるかもしれないのだ。一切触れていないというのは、ポストらしからぬ扱いだと思う。
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