“元アウトローのカリスマ”瓜田純士が『ラ・ラ・ランド』に悶絶!? 「過呼吸になりかけた」理由とは
#インタビュー #瓜田純士
純士 昔から俺、あの手の女が苦手なんですよ。“アンネの日記系”っていうのかな。色白で、ソバカスができそうで、下着の通販カタログに出てくるような、あの手の女がとにかくダメで、正視できない。でも、そのほかの部分はちゃんと見てたから、ストーリーは理解してるつもりです。
――映画として、いかがでしたか?
純士 一番コメントに困るパターンなんだけど、すげえ面白くもなく、すげえつまんなくもないんですよ。だから、絶賛も酷評もできない、って感じですね。
瓜田麗子(以下/麗子) ホンマに? ウチは、スーパーおもんなかったわ。退屈で退屈でしょうがなかったでぇ。
――冒頭の渋滞のシーンが“ツカミ”として高評価を受けているのですが、いかがだったでしょう?
純士 ああいうこれ見よがしな場面は嫌いですね。うるせえよ、早く終われよ、と思いながら見てました。そのあとに苛立ったのは、セブの態度ですね。求める音楽性とやる音楽性の違いで悩むじゃないですか。ホント青くせえ奴だな、と。売れたもん勝ちの世界で何言ってんだ、バカじゃねえかと。やりたいことなんか売れてからやりゃいいんだから、うだうだ抜かしてねえで、ガッツ石松に感謝しろよと思いました。
――ガッツ石松?
純士 メジャー志向のジャズバンドに引き抜いてくれたボーカルの黒人(ジョン・レジェンド)のことですよ。そのガッツが、セブに向かって名言を残すんですよ。「お前が憧れてるアーティストたちは革命を起こしたんだ。革命を起こすには、古い歴史にとらわれてたらダメなんだ。ジャズは未来なんだ。だから俺たちは新しいことをやっていくんだ」みたいなこと言うでしょう。いいこと言うな、と思いました。でもやってる音楽は全然新しくないから、笑っちゃいましたけどね。
――えっ? 瓜田さんって、ジャズに詳しいんですか?
純士 いや、全然。でもあいつらのライブの音楽を聴いた瞬間に、こう思ったんですよ。「TKに負けてるじゃねえか」と。
――TKって、まさか、小室哲哉のことですか?
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