“元アウトローのカリスマ”瓜田純士が『ラ・ラ・ランド』に悶絶!? 「過呼吸になりかけた」理由とは
#インタビュー #瓜田純士
繊細な元ヤクザが、映画館の暗がりの中でパニック寸前に!――“元アウトローのカリスマ”こと作家の瓜田純士(37)が、話題の映画に因縁をつける不定期連載。今回は、アカデミー賞最多6部門受賞のミュージカル映画『ラ・ラ・ランド』(デイミアン・チャゼル監督)を鑑賞してもらったところ、上映中、苦しげに悶え始めた。カリスマの身に何が起きたのか……?
鑑賞当日、映画館に現れた瓜田。まずはいつものように文句のオンパレードから始まった。
「前々回は『この世界の片隅に』で、前回は『君の名は。』。アニメ、アニメと続いたから、次もどうせアニメだろう。でも『ひるね姫』はあえて外して、ディズニーの『モアナと伝説の海』で来るんじゃないか。そう予想して楽しみにしてたんですよ。こう見えて俺、ディズニーアニメが好きですからね。ここ数日は完全に“モアナ脳”になってて、グッズ見ながらワクワクしてたところに、『次はラ・ラ・ランドでお願いします』という連絡が来て、電話を放り投げましたよ。センスねえセレクトしやがって」
『ラ・ラ・ランド』の存在は、予告などを通じて認知していたが、ジャンル的にお気に召さないらしい。
「アカデミーの授賞式のときに発表ミスがあったミュージカル映画ですよね? 興味ねえよ、アメ公のダンスなんて。どうせ『ムーラン・ルージュ』(2001年製作のアメリカのミュージカル映画)の二の舞だろ。『ムーラン・ルージュ』は20代のときに、当時付き合ってた女と見たんですよ。最悪でしたよ。映画も、その女も」
さんざん毒づきながら劇場入りした瓜田だが、映画が始まるやいなや、呼吸が乱れ、そわそわと落ち着かない様子になり、隣に座っていた麗子夫人から何度も「大丈夫?」と心配されていた。いったい何が起きたのか? 終了後にじっくり話をうかがおう。
* * *
――大丈夫ですか? 序盤、様子がおかしかったですが。
瓜田純士(以下/純士) 主役の一人であるミア(エマ・ストーン)が、すっごい垢抜けないじゃないですか。俺ね、あいつがブス過ぎるせいで、パニック発作が起きそうになったんですよ。冗談じゃなく、マジで。
――一昨年にパニック障害を克服した瓜田さんですが(記事参照)、この映画が原因で、それが再発しそうになったんですか?
純士 ええ。最初のオーディションのシーンで、ミアがドアップになった瞬間から動悸が早まって、過呼吸になりかけた。「ヤバい、久々に(パニック障害の症状が)来たな」となって、そこからあいつの顔を見るのが怖くなってしまったんです。あと5分で終わりとかなら大丈夫なんだけど、あの暗闇の中、「まだここに2時間いないといけない」という状況が、パニック発作を呼び込むんです。だから、あいつが大写しになるたびに、スクリーンから目を逸らしてました。
――そんなにツラい思いをするぐらいなら、途中で退出してもらってもよかったのに……。
純士 まぁ最近は、回避方法を心得てるんでね。原因になったものを見ないようにしながら、冷静に呼吸を整えれば大丈夫。隣に嫁もいたので、途中からは落ち着きを取り戻すことができて、終盤にはあの顔も平気になってきた。ブスは2時間で慣れる、ってことですかね。ブサメンだなと思ったもう一人の主人公のセブ(ライアン・ゴズリング)も、後半からイケメンに見えてきましたから。
――エマ・ストーンって、そんなにブスですかね?
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