らーめん山頭火が台湾で期限切れ食材を使用し、大炎上「高くて量は少ないクセに!」
2017/03/24 21:00
#中国 #東アジアニュース
台中市衛生局による立ち入り検査で、期限切れ食材の使用が発覚
株式会社アブ・アウト(札幌市中央区)が展開する旭川発祥の「らーめん山頭火」は、世界的な日本食ブームに乗り、海外展開を加速させている。現在、中華圏ではシンガポール、香港に加え、台湾に5店舗を出店する人気ぶりだ。しかし、台湾の店舗で、食の安全を揺るがす事件が起きた。
「自由時報」(3月22日付)などによると、同13日、台中市衛生局が台中大遠百店で立ち入り検査を実施。海鮮ラーメンに使用している黒胡椒と、トンカツに使用するパン粉の消費期限が切れていたことが発覚した。黒胡椒の消費期限は2016年11月23日で、3カ月半以上も過ぎていたことになる。パン粉の消費期限は3月8日で、5日が過ぎていた。ラーメン1杯が300台湾ドル(約1,100円)前後と日本よりも高額なことから、各メディアが批判を展開した。
台北の店舗では、汚れた冷蔵庫内など衛生面での指摘を受けた
密閉容器にはフタがされていなかった
騒動を受け、当局は台北市にある3店舗に対しても立ち入り検査を実施。消費期限切れの食材はなかったものの、冷蔵庫の中が汚かったり、密閉容器にフタをしていなかったりと、衛生上の問題が指摘された。結局、期限切れ食材を使用していたのは1店舗だけだったが、現地法人「台湾山頭火股份有限公司」には、当局から7万台湾ドル(約25万円)の罰金が科せられた。
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