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あの星野リゾートが“日本一ヤバい街”西成に進出! ウワサの建設予定地へ行ってみた
2017/03/23 14:00
#勝手にしらべ隊


ホテルの予定地がイメージの悪い「西成区」ではなく、ギリギリだが、難波などのある「浪速区」だというのも大きなポイントだろう。そして、あいりん地区や釜ヶ崎とも呼ばれる西成のディープゾーンとは線路を挟むことで物理的に一線を画しているため、開発のエリアを絞りやすい。
大阪市のリリースによれば、ホテルから新世界を挟んで天王寺動物園・天王寺公園へと結ぶエリアを、緑の広がる「みやぐりん」として再開発し、イメージを一新させる予定とのこと。観光客の散策ルートをきっちりと用意することで、ディープエリアへと不用意に踏み込ませない、おもてなしの安心設計なのである。すべてが完成してしまえば、すぐ目の前が西成であるということに気づかない宿泊客も少なくないだろう。

もちろん旅行者の中には、ニューヨークに行ったらハーレムを見なければ気が済まない人がいるように、あえて観光客が行かないような刺激的なエリアへ足を運びたいという好奇心旺盛な人もいるだろう。
私も実際に西成地区を歩き回ってみたところ、不用意にカメラを向けないなどのマナーを守って散策する分には、昼間ならそこまで危険という感じではなかった(運がよかっただけかもしれないが)。
路上生活者や泥酔している人がとても多かったり、カラオケ居酒屋という謎の店舗がやたらとあったり、確かに普通の街ではないのだが、だからこそ足を運ぶ価値を感じるのである。同エリアの住人にしたら、観光客なんて迷惑でしかないのかもしれないが。
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