【PR】静寂の中でうごめく人、鳴り響く猫の声……サイレントフェス「猫とヘッドフォン」ってナンだ!?
薄暗い店内には、愛らしい猫の鳴き声が絶えず流れている。来店客はカウンターでグラスを傾けたり、身体を揺らしたり、思い思いに過ごしているようだ。だが、なぜかその全員が、揃いのヘッドフォンを付けている──。
そんな風景が見られたのは、2月22日の「猫の日」のことだった。この日、大宮のクラブBAR「444quad」で行われたのが、サイレントフェス『猫とヘッドフォン』だ。
サイレントフェスとは、参加者が装着したヘッドフォンから爆音で音楽を流しつつ、はたから見れば静寂に包まれているという不思議なイベント。さらに、この日が「猫の日」であったことからフロアには猫の鳴き声を流れているという、なんとも不思議な光景が広がったのだ。
この『猫とヘッドフォン』を主催したのは、「勇者おかざわの部屋TV」を運営する俳優・岡澤雄哉。イケメン軍団「STYLISH BOYS」メンバーとしても活躍する岡澤に、この日の開催直前に話を聞いた。
「サイレントフェスの開催は、今回が初です。テレビで見て、おもしろそうだなって思ったのがきっかけです」
この日まで、岡澤はサイレントフェスに参加者として参加したことすらなかったという。
「もう、直感ですね。すぐに連絡して開催に踏み切りました。DJは箱(会場)を貸していただいている店長さんと相談して決めたんですが、やっぱりかわいい子がいいなって(笑)」
その岡澤が「すぐに連絡した」と話したのが、数々のサイレントフェスをプロデュースしてきた雨宮優だ。雨宮は、周囲に音が漏れないというサイレントフェスの特色を生かして、銭湯や電車の中、日中の公園などで同フェスを開催してきた実績の持ち主だ。
「ヘッドフォンを着けていると、個人個人の世界でトリップして楽しむのかな、と思われがちなんですが、実はその中に“つながり感”みたいなものがあって、個別の音楽体験なんだけど、ライブっていう空間が成り立っているんです」
また、初心者でも楽しめるのが、このサイレントフェスの魅力だと言う。
「普段クラブなどにはなかなか行けないけれど、ダンスミュージックが好き、という方々がいちばん多いですね。だいたいデイイベントで明るいですし、ホントに音楽好きな方が多い印象です。今日は場所がライブバーという、アングラな場所なので、いつもとは毛色が違うんですけど、逆に外の方のイベントはポップなかわいい感じなので、なかなかこういう場所に行ってみたかったけど行く機会がなかったみたいな方が足を運んでくれればと思いますね」
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