ゴールデン→深夜に繰り下げが功を奏した! テレ朝『プロレス総選挙』が大健闘
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また、番組内容、総選挙集計方法や結果についても、視聴者から疑問や不満が噴出した。現役・OBレスラー200人とファン1万人が「あなたが凄いと思うプロレスラーは誰?」とのアンケートにガチ投票したというが、投票したレスラー200人は誰なのか、アンケートはどのような形で実施され、公正に集計されたのかも甚だ疑問。
発表された「プロレス総選挙ベスト20」の結果は、1位=アントニオ猪木、2位=ジャイアント馬場、3位=初代タイガーマスク、4位=オカダ・カズチカ(現・新日本プロレス)、5位=力道山、6位=棚橋弘至(同)、7位=ジャンボ鶴田、8位=獣神サンダー・ライガー(同)、9位=三沢光晴、10位=スタン・ハンセン、11位=長州力、12位=武藤敬司、13位=小橋建太、14位=天龍源一郎、15位=ケニー・オメガ(同)、16位=橋本真也、17位=蝶野正洋、18位=ハルク・ホーガン、19位=真壁刀義(同)、20位=アンドレ・ザ・ジャイアント。
このうち、馬場、力道山、鶴田、三沢、小橋、天龍以外の14人は、新日本の現役及びOB、そして新日本で活躍した外国人。新日本の中継『ワールド・プロレスリング』をオンエアするテレ朝が新日本の試合会場を中心に調査すれば、このような投票結果になるのは当然のこと。全日本プロレス、プロレスリング・ノア、その他の団体のファンにとっては、まるで納得がいかない結果となった。
プロレス中継がゴールデンから消えて久しいとはいえ、まだまだプロレスファンは潜在的に多く、プロレス人気が上昇気配にある今、「プ女子」をはじめ、新たなファンも増えている。これでは「現在の“新日ブーム”を喧伝したかっただけ」と言われても仕方あるまい。テレ朝が『プロレス総選挙』第2弾を放送することがあれば、次回は“公正な”形での調査をしてほしいものだ。
(文=田中七男)
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