小池新党「都議選圧勝」の未来──“ウルトラタカ派”は国政進出で、どう振る舞うか
#週刊誌 #元木昌彦 #週刊誌スクープ大賞
新潮は『報道ステーション』を降りて、フジテレビ日曜夜のゴールデンタイムに始めた古舘伊知郎の『フルタチさん』が低視聴率で喘いでいると報じている。
裏番組に強力なものがあるにしても、初回8.2%、2月26日は4.0%というのは、古舘としても想定外だろう。
逆に古舘が抜け、局アナの富川悠太では力不足といわれていたが、私はよくやっていると思う。昨夜(3月9日)の福島県・飯館村からの中継では、政府が一方的に避難解除した地域の放射能がいまだ高く、とても子どもたちが帰ってこられる環境ではないことを、富川アナが自らレポートしていた。
「東京は1ミリシーベルトなのに福島は20ミリシーベルトでいいとは、差別ではないか」
村人の言葉が心に突き刺さった。永田町村の暇人政治家たちよ、週末は福島へ行って、地元の声を聴け。
ところでこのところ、皇太子の娘・愛子さんが「激やせ」したことがよく取り上げられる。今週も新潮が3月3日に彼女が学習院女子中等科へ入る姿を撮り、過度の糖質制限で「拒食症」ではないかと報じている。
確かに以前よりほっそりしてきれいになったと思う。彼女もお年頃である。ましてや外を歩けばパパラッチに狙われ、太り過ぎだ、髪型がどうだと書かれるやんごとなき身分のお方なのである。やせてきれいになりたいというのは、年頃の女の子としては当たり前であろう。いいではないか。万が一拒食症であっても、それをチェックするのは両親の役割である。出過ぎたことをしないで、静かに見守ってあげるべきだ。
さて、福留孝介といえば、中日ドラゴンズ時代に2度の首位打者を獲り、08年からメジャーリーグへ移り、12年オフに阪神タイガースに移籍した天才スラッガーだ。昨年2,000本安打を達成し、今年は不惑になるが、まだまだ第一線で若手を引っ張るチームの新主将である。
さぞかしチームの模範となっているだろうと、キャンプをしている沖縄・恩納村を訪ねた新潮の記者が見たのは、愛人と逢瀬を楽しみカラオケに興じる福留の姿だった。その女性は、キャンプ中に宿舎としているホテルに部屋を取っていて、いったん部屋に戻った福留はすぐに出てきて、下の階の彼女の部屋に消えたそうだ。
球団関係者は、新キャプテンがこれでは若手に示しがつきませんというが、プロ野球には昔、二日酔いでホームランを打った奴、夜遊びしてもヒットをかっ飛ばす奴がごろごろいた。博打や野球賭博はアウトだが、これぐらいはセーフだと思うがね。
ところで、新宿の伊勢丹は、私の家に近いこともあってよく行っている。といっても、高級品が多く、目の保養に行くだけだが。伊勢丹が三越と一緒になったときは驚いた。店のカラーが違うし、客層も相当違うのではなかったか。その大百貨店グループが、カリスマ社長の突然の辞任で揺れている。確かに中国人の爆買いがなくなり、軒並みデパートの売り上げは落ちているようだ。
さらにここは伊勢丹と三越の対立があり、この騒動は尾を引きそうだという。現代は3月1日に大西社長にインタビューしていた。それが事実上の「遺言」になってしまったという。
そこでは、自分が「構造改革を進めている」というと、店を閉めるのかとすぐメディアは聞いてくる。「本来メディアというものは、もっと本質論に踏み込むべきだと思うのです」と、メディアに対して苦言を呈していたというが、メディアを買いかぶってはいけない。
17年3月期の営業利益は240億円と前年比で3割減だというから、トップ交代は致し方ないのであろうが、この交代は社員が知る前に日経新聞にすっぱ抜かれたそうである。
では今度の社長になるという杉江俊彦とはどんな人物なのか。頭が切れ嫌味もない人間だそうだが、「よくも悪くも非常に“優等生的”な人物。社内でも、杉江さんが就任らしいという話題が出ても、どんなことをしてくれるんだろうといったわくわくした感じはありません」(同社社員)
どんな変わり方をするのか、来月でも伊勢丹に行ってみようか。
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