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日刊サイゾー トップ > 社会  > タバコ値上げでコピータバコ激増!

タバコ値上げに“裏社会”が歓喜!? 北朝鮮謹製の海賊版「コピータバコ」需要が激増中!

 マイルドセブンは2013年からメビウスの名称にリニューアルされたが、コピー品は旧パッケージのマイルドセブンのままで、一見してコピー品と気付かず、物珍らしさで買う者もいるという。

 日本では20年の東京オリンピックに向けて飲食店などが対象の禁煙法案が出され、喫煙者自体が減少傾向だが、それでも日本のタバコ需要は一定の高さは保っており、韓国では昨年のタバコ輸出額が過去最高を記録した中、輸出先は日本がアラブに次ぐ2位の14%。実のところJT自体も営業利益が上向きで、これは日本製タバコの輸出を中心とした海外事業の成果だ。しかし、「同じように闇社会も海外マーケットに目をつけている」と前出フリーライター。

「すでにオーストラリア市場が闇タバコのお得意様状態。禁煙政策によるタバコ増税で、日本では400円台半ばのタバコ(20本)が2,000円もして、20年には3,200円になる予定です。現地ではフィリップモリスなど大手メーカーの模造品がすでに出回っていて、仕事減に悩む国内のタバコ農家までがこれに協力するようになって、むしろコピー品の質が上がっている始末」(同)

 これにならえば、日本も価格高騰でコピータバコの需要が増え、JTが値上げすればするほど、ヤクザが儲かる方向へと進むというわけだ。金正男暗殺やミサイル発射でますます国際社会から冷たい視線が注がれる北朝鮮だが、日本の暴力団が手引きする流れがあれば、裏社会での流通ルートが途絶えることはなさそうだ。
(文=佐渡和一/NEWSIDER Tokyo)

最終更新:2017/03/08 17:16
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