それゆけ!勝手にしらべ隊
「喧嘩上等」「天上天下唯我独尊」はもう古い! 【卒ラン】近年の流行は“自作ポエム”!?
2017/03/07 14:00
#石原たきび #勝手にしらべ隊
オリジナル(?)のポエム。見事な七五調である
毎年3月にニュース番組をにぎわせるのが“荒れる”卒業式。傍若無人な卒業生たちの振る舞いに、キャスターが苦言を呈するのがお約束だ。しかし、ヤンチャな彼らが着ている特攻服や変形学ランは、ハレの日の一張羅でもある。
調べてみると、発祥はどうやら1970年代初頭。都内の暴走族が着始めたのがルーツのようだ。近年、暴走族はほとんど見かけなくなったが、彼らが作り上げた独自の衣装は、卒業式用の晴れ着として残っている。
そこで気になるのが、デザインや刺繍の内容に、流行はあるのかということ。変形学ラン、特攻服、そしてこれらへの刺繍を手がけて30年以上のプロス通販(岡山県玉野市)に最新事情を聞いた。
「卒業用の学ラン、いわゆる『卒ラン』の定番は、後ろ襟下に『卒業』という文言と菊紋を刺繍で入れるもの。デザインの変化は、ほぼありませんでした。しかし、最近では、色が互い違いになっている『対色ラン』やツインカラーの特攻服など、カラフルになってきています」
文言の内容で、最近のブームは?
「『喧嘩上等』や『天上天下唯我独尊』などの啖呵や故事を刺繍で入れるスタイルは昔からありましたが、近年はこれがオリジナルのポエムに変わりつつありますね。こちらも驚くようなユニークなものが多く、さらに英語にするなど、バリエーションも増えてきました」
英語バージョンも人気
実にカラフル!
「いずれにせよ、先生や仲間への感謝の気持ちをつづったメッセーが多いですね。面白いなと思ったのは、『“○○○○(ファミレスの名前)集合”と入れてくれ』という注文。いつもの集会場でしょうか?(笑)」
気になる価格は「ピンキリなので、なんとも言えない」とのことだが、奮発するケースでは1着に20万円かける者もいるそうだ。
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