『ゆゆ式』だけではない──BBCで放送された日本の児童ポルノ番組 55分間のあらすじと登場した作品
#児童ポルノ
■着エロ制作者がぶっちゃけトーク
さて「2014年以降、児童ポルノは非合法になった」という語りと共にやってきたのは、神保町の芳賀書店本店。階段を上りながら、制服もののAVのポスターを見つけたStaceyは、ひどく嫌悪のこもった表情を。そして制服ものやロリ風味なAVの画像と共に「彼女らは18歳を過ぎているのだ」という説明が。
さらに、これも芳賀書店の店内でしょうか。疑似ロリのDVDを漁るStaceyは、さらに嫌悪に満ちた表情で「彼女は何歳に見える? 私には、小学生未満(ready for school)に見える」というのです。
続けて「It’s so surreal!」と。疑似ロリ自体が非現実的だということでしょうか?
「小学生をイメージするアイコンなどを利用しても、それらは成人女性であり、日本ではまったくの合法」だと説明するStacey。
ひとまずは警察庁を訪れて、日本政府の取り組みを取材するのですが、なぜか勝鬨橋を渡って、築地市場に入るカットが挿入。観光してから出かけたのでしょうか?
警察庁への取材を挟んでやってきたのは、朝の住宅地。ベンツの停まっている一軒家。そこで行われていたのは、着エロの取材です。
19歳のモデルの撮影シーンやインタビューを挟んで、制作陣へもインタビュー。取材された男性は「法律が厳しくなって、若い子とエッチができなくなった代替」「単純に日本人はロリコンが多いじゃないか。最低年齢は6歳を撮影している」「単にビジネス」と、隠すことなく語るのです。
■着エロの原因は経済的貧困という主張
ここまで約37分。ようやく後半戦に入って登場したのは、着エロやAV出演強要問題で知られる伊藤和子弁護士です。
このシーンは、まず伊藤弁護士の語りから。
Staceyが取材やインターネット、店頭などで得た情報について触れ「日本のどこでも、児童ポルノのように見えるものが存在する」と語った後、プレゼン用のパワーポイント資料を印刷したものを用いて説明に入ります。
画面上では画像処理がなされていますが、着エロDVDのパッケージ画像を用いた資料の様子。伊藤弁護士は、彼女は15歳であるが、制作会社は胸や性器を隠しているので児童ポルノではないと主張していると説明します。
これを見て、次のような会話が続きます。
Stacey:So is this Chaku Ero?
(これは着エロですか?)
Ito:Yes, This is Chaku Ero.
(これは着エロです)
Stacey:that’s awful.
(それはひどい)
Ito:Chaku Ero is child pornography.
That’s reality in Japan.
(着エロは児童ポルノ。それは日本の現実です)
Stacey:That’s so shit.
(くそったれ)
Ito:Yes.
(ええ)
さらに別の資料では次のような会話が。
Stacey:Ten years old,max. Lying with her legs wide open.This is so shocking.
(最低年齢で10歳の少女が足を大きく開いて横たわっています。これはショッキングです)
Ito:Under elementary school,maybe.
(多分、小学生以下でしょう)
さて、話も佳境に入り話題は、なぜ幼い少女たちが、着エロに出演しているのか。伊藤弁護士は、貧困の結果だといいます。
Ito:Some of the family are so poor and no way other than using children for this kind of industry.
(とても貧しい家族の中には、これらの産業に子どもを雇用させる以外に道がない人もいるのです)
そして、それを「So this is human exploitation.(人間の搾取)」と表現するのです。
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