SF大作だった!? 視聴率上昇の『就活家族~きっと、うまくいく~』段田安則“働かせすぎ”問題
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最終回を目前に控えた、テレビ朝日系『就活家族~きっと、うまくいく~』。2日放送の8話の視聴率は10.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と上昇。同じ枠のドラマでは他局をおさえ、最終回に向けて順当に上昇していると言えそうです。
一家全員失業という転落ぶりだった富川一家ですが、失業したことで、仕事の大切さとともに、以前よりも家族らしくなっていく様子が見られました。しかし前回、一家が社会復帰を目前としたところで、今度は物理的に一家離散の危機に晒されます。
夫・洋輔(三浦友和)に、失業をはじめとするいくつかの隠し事が判明したことで、妻の水希(黒木瞳)の心は完全に離れていった模様。
そんなおり、洋輔は以前の職場の社長からインドに新設する関連会社の社長就任を打診されます。洋輔が退職するに至ったのが、同僚の策謀によるものだったという事実が証明されたからです。
同じタイミングで、息子・光(工藤阿須加)は内定が決まっていましたが、職場が名古屋になるとのこと。娘の栞(前田敦子)は、恋人・真壁雄斗(渡辺大)と結婚となれば、真壁の地元・広島に嫁ぐことになりそうです。
今回は、すれ違いが重なり、離婚が決定的となりつつある水希と洋輔を中心に見ていきましょう。
水希は、誇りを持っていた教師の仕事を辞めてから、生花店でアルバイトを始めました。店長の勧めもあって正社員に登用された水希は、手がけた商品企画が即採用されるなど絶好調。ドラマの冒頭から、ことあるごとに花言葉や花の知識をひけらかしていたのは、伏線だったんですかね? それにしても、教師時代よりも生き生きとしてきた水希を見ていると、よかったなあと思ってしまいます。
先輩社員の離婚の顛末を聞いて、洋輔との離婚を推し進めることを決めた水希。正社員として籍を置く生花店では、社員のためにアパートを貸し出しており、あとは財産を整理するだけ。あんなに反対していたマンションの売却も、勝手に進めてしまいます。
一方、新天地インドでの社長の座が約束された洋輔。家族とは遠く離れてしまいますが、以前の職場で打診されていた役員職をはるかにしのぐ収入。勢いで購入してしまった一軒家のローンも問題なく、いいことばかりです。
しかし、「家族は常に一緒にいるべき」という、ある意味で旧来の考え方に固執する洋輔の表情は曇りがちです。そんな洋輔に対して「家族はいずれバラバラになるもの」と、水希はまるで呪詛のように何度も繰り返します。
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