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ズバッと!芸能人

「脱退メンバーも幸せになってほしい」NEWS存続の危機を支えた、小山慶一郎の“包容力”

「脱退メンバーも幸せになってほしい」NEWS存続の危機を支えた、小山慶一郎の包容力の画像1

どうしてあのタレントは人気なのか? なぜ、あんなにテレビに出ているのか? その理由を、業界目線でズバッと斬る「ズバッと!芸能人」。

 今回取り上げるのは、NEWSのリーダー小山慶一郎。夕方のニュース番組『news every.』(日本テレビ系)に月曜から木曜まで出演中だが、そんな彼のことをいまだに日テレのアナウンサーだと思っている視聴者もいるらしい。確かに「社員顔」ではある(失礼)。さて、そんな彼の魅力は、関わるすべての人間に対するハンパない「包容力」だ。

 例えば「週刊朝日」(2016年7月29号/朝日新聞出版)誌上でNEWS4人の座談会を行ったとき、「話足りてないメンバーいます?」と記者を気遣ったり、「ザ・テレビジョン」(同8月26日号/KADOKAWA)では、手越祐也が、小山はよく台本を読み込むとした上で、「俺はアドリブでコメントを言う派だから」と言うと、「いいんだよ、グループなんだから、いろんな人がいていいの」と、メンバーにどこまでもやさしい。

 そんな温かいまなざしは、元メンバーにも向けられている。「ポポロ」(13年6月号/麻布台出版社)では、「今は山P(山下智久)と(錦戸)亮を含め、元メンバー全員が幸せになればいいと思ってる。全員で幸せになって、おじさんになったときに笑い合いたい」と、その幸せを祈っている。 

 そして、何度も訪れた解散危機に対し、ファンにこう約束している。「みんなをいっぱい泣かせちゃったし、悲しい思いをさせちゃったからね。これからはどこのグループのファンよりも幸せにしたいと思ってる」

 そんな包容力と責任感は、言うまでもなく、グループの存続危機によって育まれたものだ。まずは03年。9人でデビューした直後に、森内貴寛が脱退(現「ONE OK ROCK」Taka)。さらに06年12月、小山と似たような感性の持ち主で、仲の良かった内博貴がまさかの脱退。同時期に草野博紀もグループを去った。

 そして最大の痛手は11年10月、グループ人気をけん引していた2枚看板、山下智久と錦戸亮の相次ぐ脱退だ。この2人がグループにいた当時は、小山もいい意味で2人に頼り、「リーダー」とは名ばかりだった部分が大きかったかもしれないが、NEWSが4人で再出発を図ったとき、小山はあらためて「リーダーであるはずの自分が何もしていないことに気づいた」と語っている。その不安が、彼を動かした。

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