新海誠監督とRADWIMPS・野田洋次郎はまるで恋人同士!? そして神木きゅんの続投は……
昨年8月に公開され大ヒットとなり、いまだ上映が続く劇場アニメーション『君の名は。』。興行収入は230億円を突破と、日本の映画史の歴史を塗り替えるほどの勢いを見せている。
そんな本作が15日に開催された第71回毎日映画コンクールで「アニメーション映画賞」と「TSUTAYA×Filmarks 映画ファン賞 日本映画部門」の2冠に輝き、会場には新海誠監督が登場。新海監督といえば同コンクールでは2004年に『雲のむこう、約束の場所』でアニメーション映画賞を受賞しており、当時を振り返って感激するとともに、作品に込めた思いなどを披露していたという。
「新海監督は、SNSが台頭してきた世の中に対して、作品そのものがコミュニケーションになるような映画を作りたいという気持ちが強く持っていて、『退屈した観客がスマホをいじるような暇もない映画』を目指したそうです。
それと、新海監督は、『絵の良さって、その映画のために生み出されたキャラクターなのである種、純粋だと思うんですよね。なので、純粋な恋愛ものとかに相性がいいんだと思います』と、アニメーションについて考えていることを口にしつつ、『君の名は。』では主人公・瀧とヒロインの三葉に置き換えて、『あれは俺かもしれないと絵なら思えるんじゃないか』『ピュアで感情移入というのが大きいのかなと思っています』と、監督ならではの分析も披露していました」(ワイドショー関係者)
さらに、新海監督は音楽を担当したRADWIMPSについても言及したとか。
「『本当に誠実で、映画に愛があってRADWIMPSが1年半、音楽に費やしてくれたんです』と、制作が長期にわたったことを語りつつ、その期間は新海監督からダメ出しをしたり、逆にRADWIMPSから注文があったりしたそうです。『ケンカ寸前でしたけど』と振り返ってましたが、相当白熱していたんだろうな、という感じを伺わせていました。
そこまでやったのも、元々新海監督がRADWIMPSの大ファンだったからこそ、ということでしたね。でき上がった音楽が『君の名は。』のための音楽ではないかもしれないということで、『作り直してくださいとお願いしちゃって、それを何度も繰り返すと“もうちょっとつらいです”となってきて』と、大変な時期があったようです。
そこをRADWIMPSの野田洋次郎がフォローしていたらしくて、新海監督は『洋次郎さんは夜中に“瀧と三葉みたいですね”みたいなメールをくれるんです。そういう優しさに救われて』と、まるで“恋人同士”のような濃密なやりとりもあったそうです」(前出のワイドショー関係者)
さて、これだけのヒットを飛ばした新海監督の次回作も気になるところだが……。
「囲み取材で、次作のことを聞かれ、『3年後の2019年が目標です』と、以前より少し具体的な期間も示していました。続けて記者から次作はプレッシャーがかかるのではと声をかけると、周囲からそういった声をよく聞くと苦笑いを浮かべつつ、今回は狙ってやったことではないため、『次回は狙ってヒットさせようと思っても難しいと思うんです』と、率直に話し『観客がどんな映画を観たいかその答えはないと思うんですけど、みんなが言葉にできていない何かを言葉にできるようにいろんな方向を観ています』と、一から手探りしているようでした」(前出のワイドショー関係者)
また、少し気が早いが次回作では、「神木隆之介は続投するのかという質問も飛んでましたけど、『またご一緒したいと思いますし、いつかは。いつかは分からないですけど……』と次作かどうかは分かりませんが意欲をみせてました」(前出のワイドショー関係者)とも。今度は新海監督がどんな世界観で勝負してくるのか楽しみなものになりそうだ。
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