下着を被り、靴の匂いを嗅ぎ……警察庁“国家機密”おもらし官僚の意外な性癖って!?
#週刊誌 #元木昌彦 #週刊誌スクープ大賞
小池都知事の勢いは今のところトランプを凌ぐものがある。全面支援した石川千代田区長が大勝し、ドン内田は責任をとって引退するそうだ。返す刀で、石原慎太郎元都知事を豊洲移転問題で都議会の特別委員会に参考人招致することを決め、石原もこれを渋々だが承諾した。
文春によると、豊洲だけではなく、石原が立ち上げた新銀行東京問題や、若手芸術家育成事業のTWS(トーキョーワンダーサイト)の抜本的な見直しもやるそうだ。TWSは、石原の友人を館長に据え、画家として無名だった四男の延啓を諮問委員に登用して大枚を払ったことが私物化だとして問題になった。
石原には伸晃をはじめ多くの子どもがいるが、親父が強すぎるせいだろう、ひ弱で自立心のない連中が多い。石原は昔『スパルタ教育』(光文社)という本を出して話題になった。この本に刺激されてわが子をスパルタで育てた親もいたに違いない。だが、ああいう教育は間違いだったと、石原自らが立証してくれたが、真似して育てた子どもたちは今どうなっているのだろう。心配である。
小池のうまさは具体的な敵を次々につくりあげる政治手法にあるが、心配なのは肝心の豊洲移転や東京都の改革がなかなか進まないことである。先々週は小池の私設ボディガードが元AV俳優だったと報じられたが、今週も各誌でさまざまなことが報じられている。
新潮では朝鮮総連と蜜月の関係にあった父親の息子が、かつて小池の秘書にいたという。だが、それより大きな問題は週刊朝日が報じている、豊洲移転のきっかけをつくったのは、先日5選を果たした石川区長だったという記事だろう。
朝日によれば、都庁にいた石川氏が築地市場移転に関わったのは、青島幸男が知事に当選した1995年の6月、彼が港湾局長の時だという。青島は都市博を公約通り中止し、開発を予定していた多くの企業が見直しを余儀なくされた。豊洲市場用地を後に都に売却した東京ガスもそうだったが、その時、東ガスに声をかけたのが石川局長だったそうだ。
「石川さんが初めて築地の豊洲移転の構想を提案したのです」(築地市場幹部)
当時築地は営業しながら再整備を勧める予定だったが、その方針がガラッと変わったというのだ。青島の特別秘書をしていた辺見廣明が市場関係者らの面談の席で「豊洲移転」で動いていると話したそうだが、辺見は記憶にないという。
だが豊洲移転に「石川氏がどの程度関与していたのかはわかりませんが、彼は自民党の内田都議と仲が良く、業者との蜜月が過ぎるという噂が絶えなかった」ため、青島の判断で港湾局長職は1年間だけ代わってもらったそうだ。この問題に詳しいジャーナリスト池上正樹は、都は市場の人たちには内緒にして港湾局主導で豊洲の調査や交渉を行っていた。臨海再開発の失敗による財政悪化で、築地を移転して売却するしかなくなったと話している。
朝日は石川に直撃しているが、例によって、20年以上前のことだからわかんないという。だが、青島時代に一旦ご破算になった豊洲移転は水面下で交渉が継続され、石原都政で実を結んだというのである。だとすれば、石川区長も呼んで喚問しなければいけないのではないか。ポストは小池の愛犬の名前が「ソーリ」というと報じている。将来の総理を目指して付けたのか?
だが現代は、それが実現する可能性が高くなってきたと巻頭で大特集。安倍のような政権が続いているのは、支持率が不思議に落ちないからだが、その理由は「安倍に替わる人間がいない」というのが大半。ならばこれだけ人気が沸騰している小池を総理にという声が沸き上がれば、安倍などポイと捨てられるというのである。
確かに、都議選で大勝すれば、東京から永田町へ環流する可能性がないわけではない。もともと小池は永田町で総裁選にまで出たのだから、石原慎太郎が国政へ復帰しようとしたことを考えても、可能性は大かもしれない。
小池の親分は石破茂だが、いまひとつ人気も出ないし、派閥のまとまりも悪い。小池を石破茂が担いで小池総理、石破官房長官。おもしろいとは思うが、小池が都政でどんな実績を残せるのか、もう少し見なければ、彼女の実力はわからない。気の早すぎるフライング気味の記事である。
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